作品情報
鉛の小函に封じられた謎が、科学的想像力と探偵小説の推理を結びつける。
『鉛の小函』は、丘美丈二郎が1953年に発表した長編SF・探偵小説で、第7回日本探偵作家クラブ賞の奨励賞を受けた。単行本としては長く入手しにくかったが、2013年刊行の論創ミステリ叢書『丘美丈二郎探偵小説選Ⅰ』に収録され、同書の ISBN 9784846012830、ISBN10 4846012832 が確認できる。紙の和書では ISBN10 と同じ番号を ASIN として扱える。理系出身の作者らしい科学的発想を、戦後探偵小説の形式へ接続した作品である。
レビュー要約
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丘美丈二郎の作品をまとめるうえで中心的な作品として扱われている。科学的な着想と怪奇・合理の趣向を併せ持つ作家像を示す作品であり、日本SFの初期作品としても参照される。
書籍情報
- 出版社
- 論創社
- 発売日
- 2013-11-01
- ページ数
- 376ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784846012830
- ISBN-10
- 4846012832
- 価格
- 3960 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
鉛の小函,翡翠荘綺談,二十世紀の怪談,勝部良平のメモ,三角粉 他
レビュー
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東宝特撮映画ファンなので
「地球防衛軍」「宇宙大戦争」「妖星ゴラス」「宇宙大怪獣ドゴラ」と東宝の宇宙ものに原作を提供してきた著者なので、東宝特撮ファンの資料として購入しました。「ドゴラ」の原作「スペースモンス」など東宝映画の原作も収めて欲しかったのですが。 日本SF揺籃期1950年代のSFの資料としても意義があると思います。現在名を残している大作家に比べたら、埋もれていったのは仕方がないでしょうが、思い出してもいい作品集(第二巻も併せて)と評価しておきます。
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「宇宙大怪獣ドゴラ」等の東宝特撮の原作者の作品集。
「宇宙大怪獣ドゴラ」などの特撮ものの原作者としてのみ知られていた幻の作家のSF作品「鉛の小函」を初めとした作品集。怪奇風味のミステリは面白いが、SFの方はどうしても古く感じられてしまう。
関連する文学賞
- 日本推理作家協会賞 第7回(1954年) ・奨励賞