作品情報
晴れた空に風が立つように、身近な景色が思いがけない表情を見せる歌集。
塔21世紀叢書の一冊として刊行された歌集。2016年の作品を中心に、風景と心象を重ねながら、日々の細部を短歌のリズムで立ち上げる。
レビュー要約
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身近な景物の描写にざらつきや意外な明るさを見いだす読みがあり、穏やかな題材の中に言葉の手触りを楽しむ反応が見られる。
書籍情報
- 出版社
- 短歌研究社
- 発売日
- 2016-08-12
- ページ数
- 241ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784862724939
- ISBN-10
- 4862724930
- 価格
- 2256 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/詩歌/歌集
2008年より2012年までの425首収録の第十歌集。河北新報選者。
レビュー
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花山多佳子さんの第十歌集
花山多佳子さんは優れた歌人であり、感情を露わにしない端正な歌風で知られる。 2008年から2012年までの歌から、425首を選ばれた歌集。 震災を歌われた歌、父上(歌人の玉城徹)の死、家族、身の周りの何気ない自然などを 題材にした歌は一見地味でありながら、言葉の力に満ちている。 花山氏らしいやや幻想的な歌もある反面、凛とした気概を感じさせる歌も多い。 いかづちのとどろきしのち雨はれてひるがほいろのそらがひろがる 秋日さす栃の広葉の透きとほりしがみつきたる蝉殻いくつ 三陸の人ら唄えば思ふなり「故郷」の歌に海のなきこと 筆談をせむと思へどリア王のごとくに父は目を閉じてをり 老いて父は逝きにしものを若き父のおもかげのみのまざまざとして
関連する文学賞
- 迢空賞 第51回(2017年) ・候補