作品情報
季節の小さな影から、遅れてやってくる感情のかたちが立ち上がる。
日常の断片を軽やかにすくい上げながら、読者に静かな余韻を残す歌集。古典的な抒情と現代の感覚が、無理なくひとつの流れとして立ち上がる。
書籍情報
- 出版社
- 短歌研究社
- 発売日
- 2021-03-12
- ページ数
- 224ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 15 x 1.7 x 21 cm
- ISBN-13
- 9784862726582
- ISBN-10
- 4862726585
- 価格
- 2750 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/詩歌/歌集
生きているものの言葉か、死んでいるものの言葉か。 老人が話しているのか、子供が話しているのか──。 不気味な言葉の響きにも、純粋無垢な言葉のようにも感じる、不思議な深い短歌の世界──。 「前衛短歌」の最後の巨人とも言われる、平井弘。 短歌界大注目必至の、15年ぶり最新歌集、いよいよ刊行です。 【収録歌より】 沈むまへに足をぬいてとかげが走るあのときはビルにむかつて ねえむうみんこつちむいてスコップのただしいつかひかたをしへます そうかこの軍服がみえてゐないか王さまはうれしくなりました なんでもいい犬死でやつてみませうかさせさせるさせればさせよ *栞つき(斉藤斎藤氏による解説&著者による「遣らず」ト書き) 「死にゆく側と生きのこる側が、くりかえしなかよく入れ替わる。「誰が」のわからない言葉が、いつまでもこだましつづけている。」 (斉藤斎藤・解説より抜粋)
1936年岐阜市生まれ。 岐阜の前衛短歌運動を牽引した同人誌「斧」の創刊メンバー。 第一歌集『顔をあげる』(1961年)、第二歌集『前線』(1976年)、第三歌集 『振りまはした花のやうに』(2006年)。きわめて寡作ながら、いまも作品は引用され、 論じられ続けている。
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