書籍情報
- 出版社
- 文學の森
- 発売日
- 2024-01-22
- ページ数
- 164ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 12.8 x 1.5 x 18.8 cm
- ISBN-13
- 9784867371923
- ISBN-10
- 4867371920
- 価格
- 1760 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
「北斗賞」は、俳句の未来を開く若い俳人を輩出することを目的とした賞。 40歳までの俳人を対象に作品150句を募集し、第13回は40篇の応募があった。 【受賞の言葉】 2014年にBL句会をきっかけにして俳句を作りはじめた。 その後数年してBLでない俳句も作るようになったが、BL俳句から学んだときめきと反骨は、何かを作るときいつも心の中にある。 個人の努力ではどうにもならない、社会システムの理不尽のようなものがあることを、20代後半になって身を以て知った。 それにすりつぶされそうになりながら、抗いながら生きてゆくとき、俳句は支えであり光だった。 北斗賞をいただけたのは、そのときのもがきをどこか掬い取ってもらえたような気がして、うれしい。 しかし慢心せずまた0から作りたいし、作りながら自分なりに小さく戦ってゆきたい。 もう亡くなった人も生きている人も、好きな句を書く人たちは遠くの灯台のようで、くらい海を行くときの希望として光っている。 いまも書き続けられるのはその人たちのおかげだ。 (佐々木紺) 探梅や水面は雲をゆるく溶き 落ちながら謀反のにほふ白椿 花冷やフルーツサンドやすませて 対角線上に君ゐる冷奴 魚の尾に風の立ちたる花藻かな 僧の頭のきつとさらさら夕端居 師をすこしあやめて持つてゆく芒 咬合の悪き一族星月夜 男らの抱擁淡し霧の街 生き延びるため森を描く冬の画布 本書より
1984年生まれ 2015年~17年、BL俳句誌「庫内灯」vol.1-3 編集部 21年より「豆の木」に参加 22年第13回北斗賞受賞
関連する文学賞
- 北斗賞 第13回(2022年) ・受賞