尾崎翠の感覚世界: 《附》尾崎翠作品「第七官界彷徨」他二篇
尾崎翠の作品世界を、感覚、幻想、女性の内面表現から読み解く評論。作家への敬意と小説家自身の感受性が重なり、近代文学の異色の魅力を浮かび上がらせる。
尾崎翠女性文学幻想文学評論
作品情報
尾崎翠の不思議な感覚を、作家の目で読みひらく。
加藤幸子『尾崎翠の感覚世界』は、尾崎翠の文学を感覚の働きから照らす評論。受賞当時の創樹社版に加え、萬書房版では尾崎作品も収められ、尾崎翠を読む導線としての性格が強まっている。ここでは識別子を確認できる萬書房版を採用する。
レビュー要約
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尾崎翠論と作品収録を組み合わせ、評論として読むだけでなく尾崎作品への入口にもなる点が評価しやすい。
書籍情報
- 出版社
- 萬書房
- 発売日
- 2015-08-10
- ページ数
- 253ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 12.8 x 1.3 x 18.2 cm
- ISBN-13
- 9784907961060
- ISBN-10
- 4907961065
- 価格
- 2530 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
名著復刊! 芥川賞作家による尾崎翠讃歌 本作品論で言及した「第七官界彷徨」「歩行」「地下室アントンの一夜」も収録。尾崎翠論を読み、尾崎翠作品を愉しむ……至幸のとき。
加藤 幸子 1936年札幌生まれ。41年両親とともに北京に渡り、47年引揚船に乗り帰国。北海道大学農学部卒業。農林省農業技術研究所に勤める傍ら、「三田文学」に作品を発表。72~89年自然観察会代表。82年「野餓鬼のいた村」で第14回新潮新人賞、83年「夢の壁」で第88回芥川賞、91年『尾崎翠の感覚世界』で芸術選奨文部大臣賞、2002年『長江』で毎日芸術賞を受賞。08年から財団法人北海道文学館顧問。日本野鳥の会会員。