作品情報
白芥子をまはり躰が逢ひにゆく
2021年11月に素粒社から刊行された遠山陽子の句集集成。既刊句集『弦楽』『黒鍵』『連音』『高きに登る』『弦響』に新作『輪舞曲』を加え、自筆年譜、永島靖子・福田若之による解説、解題、初句索引も収録する。
レビュー要約
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既刊5句集と新作『輪舞曲』を加えた、重厚かつのびやかな集成で、読み物としても面白く、遠山陽子らしい一冊に仕上がっていると評されている。
書籍情報
- 出版社
- 素粒社
- 発売日
- 2021-11-18
- ページ数
- 514ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 14.4 x 3.5 x 22 cm
- ISBN-13
- 9784910413075
- ISBN-10
- 4910413073
- 価格
- 2612 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/詩歌/詩集
既刊句集『弦楽』『黒鍵』『連音』『高きに登る』『弦響』にくわえ、著者第6句集にあたる新作『輪舞曲(ろんど)』を集成。 巻末には、永島靖子・福田若之による「解説」および「自筆年譜」「解題」「初句索引」を付す。 句業60年余、『評伝 三橋敏雄―したたかなダンディズム―』の著者による、ひたすらな俳句の響き。 父ほどの男に逢はず漆の実 白芥子をまはり躰が逢ひにゆく 橋を来る揚羽に双手ひろげたる 卯月浪この子を抱き飽きにけり 呼ぶ声を空は返さず花ぐもり もう誰の墓でもよくて散る桜 嗅いでから抱く赤ん坊朝ぐもり 雨から雪へ老人ばかりのタンゴ 桃と桃かすかに触れてゐてこはい 謎のないわたしと老いた梟と 花ふぶき花ふぶき机上死こそあらめ 白蛾も来よわが九十の賑ひに
1932年東京生まれ。「馬酔木」「鶴」「鷹」を経て三橋敏雄に師事。2012年、600ページを超える大著『評伝 三橋敏雄―したたかなダンディズム―』(沖積舎)を刊行。句集に『弦楽』『黒鍵』『連音』『高きに登る』『弦響』。茨城文学賞、現代俳句協会賞、桂信子賞など受賞。毎日新聞東京版「文園」選者。
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