コミケへの聖歌
カスガ
二十一世紀半ばに文明は滅んだ。山奥の僻村イリス沢に生き残った少数の人々は、原始的な農耕と苛酷な封建制の下で命を繋いでいる。そんな時代でも、少女たちは廃屋を改造した〈部室〉に集まり、タンポポの〈お茶〉を優雅に楽しみながら、友情に、部活に、マンガにと、青春を謳歌する。彼女ら《イリス漫画同好会》の次なる目標は〈コミケ〉、それは旧時代に東京の海辺に存在したマンガの楽園だ。文明の放課後を描く、ポストアポカリプス部活SF。
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カスガ
二十一世紀半ばに文明は滅んだ。山奥の僻村イリス沢に生き残った少数の人々は、原始的な農耕と苛酷な封建制の下で命を繋いでいる。そんな時代でも、少女たちは廃屋を改造した〈部室〉に集まり、タンポポの〈お茶〉を優雅に楽しみながら、友情に、部活に、マンガにと、青春を謳歌する。彼女ら《イリス漫画同好会》の次なる目標は〈コミケ〉、それは旧時代に東京の海辺に存在したマンガの楽園だ。文明の放課後を描く、ポストアポカリプス部活SF。
夜迎 樹, スコッティ, バリキオス
召喚獣との関係が常識からずれていく学園ファンタジー。異形の存在と主人公の距離感が、疑念と親密さを同時に生む。
竹中優子
同じ部署の三人が近頃欠勤を繰り返し、その分仕事が増える「私」はイライラが頂点に達する。ある日、三人のうちの一人、先輩女性の下村さんから三角関係の事情を知らされ、恋人を取られたのに弱っているのか開き直っているのか分からない下村さんの気ままな「ダンス」に翻弄されていく。不可視で不可侵な他者の内面と向き合いながら、職場という閉じた空間での人間関係のもつれを一人称で描いた新潮新人賞受賞作。
戌井 昭人
『すっぽん心中』は戌井昭人による作品で、受賞として記録されている。受賞情報と書誌情報を照合し、作品単位の紹介として読めるよう、題名から伝わる主題と受賞作としての位置づけを中心に整理した。
畑リンタロウ, fixro2n
GA文庫大賞《銀賞》受賞! 壮大なスケールで描かれるSF風ファンタジー!! 初回生産分限定! イラストレーター描き下ろしリバーシブルカバー仕様!! ――それは、世界を存続させるための計画。 少女は、失敗作だった。 三百年前、世界は灰に呑まれた。人類に残された土地はわずか一割。徐々に滅亡へと向かう中、それでも人々は平穏に暮らしていた。その平穏が、少女たちの犠牲の上に成り立っていることから目を背けながら。 第六都市に住む技師・マガミはある日、墜落しかけていた謎の飛行艇を助ける。そこで出会った少女・ニルと共に、成り行きで飛行艇に乗って働くことになるのだが、彼女が世界を支える古代技術〝アマデウス機構〟を動かしている存在だと知る。 ニルと過ごすうち、戦い続けている彼女が抱く秘密に気付き――。 「マガミ。君がいてくれれば大丈夫」 これは、終わる世界に抗う少女を救う物語。
土屋うさぎ
大学一年生の市倉小春は漫画家を目指しながら、大阪府豊中市にあるパン屋〈ノスティモ〉でアルバイトをしている。ある日、親友の由貴子に一緒に行くはずだったライブビューイングをドタキャンされ、疑問を抱いた小春は観察と推理で真相に辿り着く。パン屋を舞台に繰り広げられる五つの日常の謎を描いた連作ミステリー短編集。
平林 たい子
人に言えない思いや裏切りの気配を抱える人物たちを描く短編集。表題作をはじめ、戦後を生きる男女の欲望、老い、異国での孤独が、平林たい子らしい反骨の視線で描かれる。
木爾チレン, 岩倉しおり, 有村佳奈
『溶けたらしぼんだ。』は、毎晩アイスクリームを食べ、ドライアイスの白煙を見つめる「あたし」と、ゆりの時間を軸にした短編です。ひんやりした感触と消えていく煙のイメージが、親密さと喪失感を繊細に響かせます。
寺場 糸, はな森
メインヒロインを自称する少女に主人公として超文芸部へ勧誘され、物語世界を現実へ持ち込もうとするメタフィクション・ラブコメ。