Japanese Literary Awards

New Awarded Books

View new release information for awarded works

Clear

7455 new books

海まで100年
白水社

海まで100年

笠木 泉

笠木泉の戯曲。神奈川・大黒ふ頭で働く三人の男女が、息苦しい日々の違和感と徒労感を抱えながら、海へ向かう道でささやかな希望を見いだし、互いに手を差し伸べようとする。

歩かなくても棒に当たる
白水社

歩かなくても棒に当たる

安藤 奎

『歩かなくても棒に当たる』は、安藤奎によるシチュエーション・コメディの戯曲である。マンションのごみ集積所を舞台に、女性たちのあいだで「ルール」が暴走し、日常の会話が不穏で可笑しい方向へ転がっていく。

ミクとオレらの秘密基地
岩崎書店

ミクとオレらの秘密基地

真栄田ウメ, カシワイ

海辺の田舎町の小学校へ、まったく笑わない転校生ミクがやってくる。彼女を笑わせてヒーローになろうと考えた少年ふたりは、秘密の岩場へミクを誘い、三人だけの時間を重ねていく。出会いから少しずつ心を通わせる子どもたちを描く、瑞々しい友情の物語。

サンバカ!!! (電撃文庫)
KADOKAWA

サンバカ!!! (電撃文庫)

助六 稲荷, しずま よしのり

うらぶれた不良の街で腐っていたチンピラのネモは、幾千年を生きかつて世界を治めた聖女・イグニス・ファルフレーンと出会う。能力を99の契約書に分割されて封印されたイグニスは、全てを取り戻して安らかに死ぬことを望んでいた。ひょんなことから旅に付き合うことになったネモは、巨大な亀の腹の中にある街へ迷い込み、ケツと器の大きい獣人の捜査官ガガカを道連れにしながら、個性豊かな奇怪な敵と戦い続ける。第31回電撃小説大賞《銀賞》受賞作。受賞時タイトル「怪奇! 巨大な亀に街を見た! 聖女とチンピラとデカケツ獣人VS邪悪な黒ギャル軍団」を改題して刊行。

妖精の物理学 ―PHysics PHenomenon PHantom― (電撃文庫)
KADOKAWA

妖精の物理学 ―PHysics PHenomenon PHantom― (電撃文庫)

電磁幽体, necomi

2032年に提唱された前代未聞の物理学理論により、世界の在り方は大きく変わった。特定の物理現象が少女の姿で具現化した存在――「現象妖精」は、人類に多大なる恩恵と、未曽有の大災害をもたらした。七年前の「現象妖精災害」により重力が反転し、復興を果たした逆さまの街・神戸。そこに暮らす少年・カナエは、ある日助けを求める妖精の少女・ゆきと出会う。「1500万もの人間を、この手で一度に、――殺しました」。世界の秘密と、妖精が犯した罪。少年と妖精の逃避行が始まる。第31回電撃小説大賞《大賞》受賞作。著者・電磁幽体は刊行前に逝去しており、本作はデビュー作にして遺作となった。

古川くんと二ノ瀬さん 七草寮青春推理譚 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
宝島社

古川くんと二ノ瀬さん 七草寮青春推理譚 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

入夏 紫音

第23回「このミステリーがすごい!」大賞・隠し玉作品。県立神子浜高校の学生寮「七草寮」に住む高校生・古川は、好奇心旺盛でお人好しな同級生・二ノ瀬とともに、台風後のコインランドリーに残された傘、死者の署名がなされた創部届、アイスクリームを咥えた泥棒、学生寮に残されたタイムカプセルといったさまざまな謎に遭遇する。日常の謎を解きながら、古川はやがて自身の過去と向き合うことになる青春推理連作短編集。

夏空と永遠の先で、君と恋の続きを (メディアワークス文庫)
KADOKAWA

夏空と永遠の先で、君と恋の続きを (メディアワークス文庫)

姉崎 あきか

旅館を営む叔父の手伝いをする浪人生・入江渚沙は、八月三十日という同じ一日を繰り返していることに気づく。客の一人・藤壺ひまりもまた同じループに閉じ込められていた。繰り返す離島の夏の中で縮まっていく二人の距離。しかしループを抜けたとき、その記憶は失われてしまう。「君はやがてループを抜けて、その記憶を失うの」。終わりのわかった恋に、それでも向き合う純愛ストーリー。第31回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》受賞作(応募時タイトル『タロットループの夏』)。

あんずとぞんび (一般書)
ポプラ社

あんずとぞんび (一般書)

坂城 良樹

いじめられていたあんずが、同じアパートに住む“ぞんび”のおじさんと出会い、孤独のなかで少しずつ世界を見つめ直していく。第12回ポプラ社小説新人賞奨励賞受賞作の心温まるゾンビ小説。

救われてんじゃねえよ
新潮社

救われてんじゃねえよ

上村裕香

ヤングケアラーの女子高生・沙智が、家の重さと学校生活のあいだで息苦しさを抱えながら、笑いを手がかりに自分の居場所を探す短編。切実さのなかに、思わず吹き出す軽さがある。