日本の文学賞

← ホームに戻る

飛鳥 高

あすか たかし

Asuka Takashi

ペンネーム: 飛鳥 高小説・推理小説のペンネーム

プロフィール

性別
男性
生誕
1921-02-12 (山口県)
死没
2021-02-05 (日本) 99歳
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
小説家, 推理作家
活動期間
1946年〜1990年
所属
ポリテクニックコンサルタンツ(社長), 清水建設(常務取締役)
ノミネート
第3回江戸川乱歩賞(最終候補)—『背徳の街』(後の『疑惑の夜』)

学歴

旧制山口高等学校
国: 日本
東京帝国大学工学部
工学部
国: 日本
最終学歴として同学部卒業(卒業年不詳)
東京大学
学位: 工学博士
卒業年: 1968
国: 日本
博士論文により工学博士(1968年)

受賞歴

日本探偵作家クラブ賞
1962
対象作品: 細い赤い糸
主催: 日本探偵作家クラブ
結果: 受賞

受賞・候補エディション

宝石賞 1回登壇
  1. 受賞作: 犯罪の場

    『犯罪の場』は、飛鳥高による作品で、1946年の宝石賞で受賞対象となった。受賞記録で作品名と著者名を確認できる一方、単行本、文庫、短編集としての刊行を確認できる公開情報が限られるため、掲載誌や雑誌号の識別子は採用しない。

    『犯罪の場』は、宝石賞の受賞履歴に残る飛鳥高の作品である。

    受賞作文学賞作品履歴
  1. 受賞作: 細い赤い糸

    飛鳥高の長編推理小説。細く伸びる赤い糸のイメージに導かれ、事件の背後に潜む人間関係と秘密をたどっていく本格味のある作品。

    一本の赤い糸が、隠された関係と事件の核心へ読者を導く。

    264ページ
    本格推理秘密人間関係犯罪戦後ミステリ

作品

代表作

疑惑の夜

1958年 推理小説

初期の長編推理小説。人間関係と犯罪の謎を描くハードボイルド調の要素を含む作品。

犯罪疑惑人間関係
映像化・舞台化
  • [映画] 疑惑の夜 / 小林恒夫 (1959)

死を運ぶトラック

1959年 推理小説

トラックをめぐる事件を中心に展開する長編。映画化もされた作品。

事故陰謀暴露
映像化・舞台化
  • [映画] 情無用の罠 / 福田純 (1961)

細い赤い糸

1961年 推理小説

代表作の一つ。繊細な心理描写と巧妙なトリックで評価された短長編のいくつかを含む作品群の中心作。

心理運命罪と贖罪
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] 細い赤い糸 (1989)

青いリボンの誘惑

1990年 推理小説

晩年の長編。古典的本格推理の要素を保ちつつ成熟したテーマを扱う。

推理誘惑道徳

全著作

  • 疑惑の夜(1958年)
  • 死を運ぶトラック(1959年)
  • 甦える疑惑 / 灰色の川(1959/1961年)
  • 死にぞこない(1960年)
  • 細い赤い糸(1961年)
  • 死刑台へどうぞ(1963年)
  • ガラスの檻(1964年)
  • 青いリボンの誘惑(1990年)

翻案

  • 疑惑の夜(1959年 映画)
  • 情無用の罠(1961年 映画)
  • 細い赤い糸(1989年 テレビドラマほか)

作風・主題

文体
本格推理を基軸にした硬質な文体ハードボイルド的要素を含む描写
頻出モチーフ
閉鎖空間細部の観察罪と贖罪

評価・遺産

戦後の本格推理作家として評価され、数作が映画・テレビ化された。工学者としての経歴を持ち、実務や技術文献と文学活動を併せ持った異色の作家。

大衆文化への影響

  • 複数作品の映画・テレビ化(『疑惑の夜』『情無用の罠』『細い赤い糸』など)

豆知識

  • 本名は烏田専右(からすだ せんすけ)。
  • 東京帝国大学工学部(現・東京大学)出身で、1968年に東京大学より工学博士の学位を取得。
  • 清水建設の常務取締役やコンサルタント会社の社長を務めた経歴がある。
  • 工学分野(コンクリート工学)に関する技術論文を著している(工学博士論文は烏田専右名義)。