谷崎潤一郎賞
1回登壇
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第6回(1970年) 受賞受賞作: 闇のなかの黒い馬
『闇のなかの黒い馬』は埴谷雄高による短編集。夢と現実が交差する短篇群として、人間存在の不確かさを探る。
闇のなかの黒い馬は、時代の陰影の中で人が抱える痛みと意志を見つめる作品。
夢孤独哲学
はにや ゆたか
Haniya Yutaka
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日本大学 | — | — | — | 1928-1930 | 日本 |
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1970 | 谷崎潤一郎賞 | 闇のなかの黒い馬 | — | 谷崎潤一郎賞選考委員会 | winner |
| 1976 | 日本文学大賞 | 死靈(全五章) | — | 日本文学大賞実行委員会 | winner |
| 1990 | 藤村記念歴程賞 | — | — | 藤村記念歴程賞選考委員会 | winner |
『闇のなかの黒い馬』は埴谷雄高による短編集。夢と現実が交差する短篇群として、人間存在の不確かさを探る。
闇のなかの黒い馬は、時代の陰影の中で人が抱える痛みと意志を見つめる作品。
埴谷雄高が長い年月をかけて追究した形而上的長編小説。三輪家の兄弟たちを中心に、存在、革命、死、宇宙をめぐる思索が小説の形式そのものを押し広げる。
存在の謎をめぐる対話が、小説を思想の深部へ連れていく。
埴谷雄高の受賞対象は単一作品ではなく、小説、詩、評論に及ぶ長年の文学的業績である。形而上学的な問いを小説と批評の双方で追究し、戦後文学の思想的な射程を広げた仕事全体が顕彰された。
一冊の書誌ではなく、戦後文学に刻まれた思索そのものが対象となった受賞。
アフォリズムや短い随想を集めた思想的エッセイ集。作者の哲学的断章が並ぶ作品。
存在や意識をめぐる思索的な作品。小説的要素と戯曲的要素が混在する。
夢や象徴を題材にした短篇を集成した作品集。谷崎潤一郎賞受賞作。
全12章予定の大作。物語よりも観念的議論で進む思索小説で、存在・死・宇宙論を主題とする。未完のまま生涯にわたり書き続けられた。
埴谷雄高は戦後日本の思想的・文学的に独自の位置を占める作家であり、特に未完の大作『死靈』によって高い評価を受けた。評論家・編集者としての影響力、若手作家の発掘・育成でも知られる。
自分でいろんなことを考える決着がつくまでは子供は作らない。
埴谷雄高氏は戦後の日本の夜を完全に支配した。