日本の文学賞

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辺見 じゅん

へんみ じゅん

Henmi Jun

別名: 清水 眞弓 / 角川 眞弓
ペンネーム: 辺見 じゅん作品発表時の筆名, 清水 真弓結婚後に使用した実名(初期の刊行で使用)

プロフィール

性別
女性
生誕
1939-07-26 (富山県中新川郡水橋町(現・富山市))
死没
2011-09-21 (東京都武蔵野市) 72歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
富山県(出生地) → 東京都武蔵野市(晩年の居住地)

経歴

職業
歌人, ノンフィクション作家
活動期間
1964年〜2011年
所属
幻戯書房(設立者・社長), 歌誌「弦」代表

学歴

早稲田大学第二文学部
第二文学部 / 史学専修
期間: 1958-1962
卒業年: 1962
国: 日本
史学専修を卒業

受賞歴

新田次郎文学賞
1984
対象作品: 男たちの大和
主催: 新田次郎賞関連団体
結果: winner
現代短歌女流賞
1988
対象作品: 闇の祝祭
主催: 現代短歌女流賞選考委員会
結果: winner
講談社ノンフィクション賞
1989
対象作品: 収容所から来た遺書
主催: 講談社
結果: winner
大宅壮一ノンフィクション賞
1990
対象作品: 収容所から来た遺書
主催: 大宅壮一賞選考委員会
結果: winner
ミズノスポーツライター賞
1998
対象作品: 夢、未だ盡きず
主催: ミズノ
結果: winner

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 男たちの大和

    戦艦大和に乗り組んだ人々の証言と記憶をもとに、戦争末期の過酷な任務と生存者・遺族の思いを描くノンフィクション。巨大な艦の物語を、個々の人生の声として刻む。

    『男たちの大和』は、戦記ノンフィクションとして人の記憶と時代の手触りを静かに浮かび上がらせる。

    381ページ
    記憶家族時代自己
  1. 『収容所から来た遺書』は、辺見じゅんによるノンフィクションである。敗戦後、シベリア抑留の収容所で亡くなった山本幡男の遺書が遺族へ届くまでを追い、極寒と飢餓の中で知性と友情を保った人間の姿を描く。

    極寒の収容所から遺族へ届いた言葉が、抑留生活の闇と人間の尊厳を照らす。

    270ページ
    シベリア抑留遺書戦争友情

作品

代表作

花冷え

1964年 私小説

私小説風の初期作品。家族関係を題材に私的な体験を描く。

家族自己告白

男たちの大和

1983年 ノンフィクション/戦記

戦艦大和と乗組員の物語を取材を基にまとめたノンフィクション。

戦争記憶遺書・遺族
映像化・舞台化
  • [映画] 男たちの大和 (2005)

収容所から来た遺書

1989年 ノンフィクション

収容所から届いた遺書や証言を基に構成したノンフィクション。聞き取りに基づく丹念な取材が特徴。

戦争遺書証言
映像化・舞台化
  • [映画(原作)] ラーゲリより愛を込めて

闇の祝祭

1987年 歌集(短歌)

辺見の短歌作品集。私的経験や家族史、女性の視点を織り込んだ歌が並ぶ。

短歌家族女性

夢、未だ盡きず

1998年 ノンフィクション

スポーツ関係者への取材をまとめたノンフィクション。スポーツ関連の筆致で評価を得た。

スポーツ取材人間ドラマ

全著作

  • 花冷え
  • 愛の民話
  • 呪われたシルク・ロード
  • はしりかねと八つの村のものがたり
  • ふるさと幻視行
  • たおやかな鬼たち
  • 探訪 北越雪譜の世界
  • 男たちの大和
  • 収容所から来た遺書
  • 花子のくにの歳時記
  • 大下弘 虹の生涯
  • レクイエム・太平洋戦争
  • 夢、未だ盡きず―平木信二と吉岡隆徳
  • 戦場から届いた遺書
  • ダモイ遥かに

翻案

  • 男たちの大和(映画化)
  • 収容所から来た遺書 → ラーゲリより愛を込めて(映画原作)

作風・主題

文体
私小説風の叙述丹念な聞き取りに基づくノンフィクション
頻出モチーフ
家族関係の葛藤戦争と遺書・証言女性の視点

評価・遺産

短歌とノンフィクションの双方で評価を得た作家。戦争に関する聞き取りや家族史を題材とした作品群は映像化もされ、広く読まれている。地元富山や出版界との結びつきも強い。

記念館・博物館

  • 高志の国文学館(館長就任内定) 富山市 2012年開館

大衆文化への影響

  • 映画『男たちの大和』の原作
  • 映画『ラーゲリより愛を込めて』の原作(原作:収容所から来た遺書)

豆知識

  • 出生名は清水眞弓(旧姓:角川)。
  • 二人の娘がいる。
  • 2002年に幻戯書房を設立し社長に就任した。
  • 代表作『男たちの大和』は映画化された。