日本の文学賞

← ホームに戻る

池宮 彰一郎

いけみや しょういちろう

Ikemiya Shoichiro

別名: 池上 金男
ペンネーム: 池宮 彰一郎小説家として使用した筆名, 池上 金男本名・脚本家としての活動名

プロフィール

性別
男性
生誕
1923-05-16 (東京府)
死没
2007-05-06 (自宅(日本)) 83歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
沼津市(静岡県) → 東京

経歴

職業
小説家, 脚本家
活動期間
1963年〜2007年
影響を受けた人物
司馬遼太郎
影響を与えた人物
池上 司

学歴

静岡県立沼津商業学校(現:静岡県立沼津商業高等学校)
国: 日本
高等学校に相当する商業学校を卒業(卒業年不詳)

受賞歴

京都市民映画祭 脚本賞
1963
対象作品: 十三人の刺客(等)
主催: 京都市民映画祭
結果: Winner
シナリオ功労賞
1992
主催: 日本シナリオ作家協会
結果: Winner
第12回新田次郎文学賞
1993
対象作品: 四十七人の刺客
主催: 新田次郎文学賞
結果: Winner
第18回日本アカデミー賞 優秀脚本賞
1995
対象作品: 四十七人の刺客(映画)
主催: 日本アカデミー賞協会
結果: Winner
第12回柴田錬三郎賞
1999
対象作品: 島津奔る
主催: 柴田錬三郎賞選考委員会
結果: Winner

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 四十七人の刺客

    『四十七人の刺客』は、池宮彰一郎による東宝から刊行された作品で、新田次郎文学賞で評価された。題名が示す対象を軸に、著者の関心と時代背景を読ませる一作である。

    『四十七人の刺客』は、新田次郎文学賞で選ばれた池宮彰一郎の作品である。

    受賞作新田次郎文学日本文学
山本周五郎賞 1回登壇
  1. 赤穂事件を、義士伝の美談ではなく周到に準備された軍事行動として描き直す歴史小説。大石内蔵助の策謀と藩士たちの面目が、緊迫した政治劇として立ち上がる。

    忠臣蔵の定型を破り、討入りを戦として見つめ直す。

    323ページ
    忠臣蔵歴史の再解釈武士の面目
柴田錬三郎賞 1回登壇
  1. 受賞作: 島津奔る【上下】

    『島津奔る【上下】』は、柴田錬三郎賞の受賞作で、歴史上の人物と時代の転換点を大きな物語として描く歴史小説です。

    『島津奔る【上下】』は、受賞対象となった作品の主題と語り口が端的に表れた一作です。

    受賞作文学賞人間描写

作品

代表作

四十七人の刺客

1992年 歴史小説

赤穂事件(忠臣蔵)を題材にした歴史小説。作者の映画脚本家としての経験を生かした戦闘描写や劇的な場面が特徴。

忠義復讐武士道歴史再解釈
映像化・舞台化
  • [映画] 四十七人の刺客(映画) (1994)

四十七人目の浪士(最後の忠臣蔵)

1994年 歴史小説

『四十七人の刺客』に続く作品で、忠臣蔵に関連する視点を拡げた作品。改題再刊あり。

忠義歴史人物評伝

島津奔る

1998年 歴史小説

島津氏や薩摩を題材にした歴史小説。柴田錬三郎賞を受賞したが、類似指摘により絶版・回収となった。

氏族史戦闘地域史

遁げろ家康

1999年 歴史小説

徳川家康を題材にした歴史小説。司馬遼太郎作品との類似が指摘され、2002年に絶版・回収となった。

人物伝政治史歴史解釈

本能寺

2000年 歴史小説

本能寺の変などを題材に据えた作品。

戦国時代陰謀歴史再検討

高杉晋作

1994年 伝記的歴史小説

高杉晋作を取り上げた伝記的作品。

人物伝維新史

四十七人の刺客(映画脚本)

1994年 映画脚本

自身の小説を原作とした映画の脚本。

映画化脚本術

全著作

  • 限りなき一つの道(1979年)
  • 幻の関東軍解体計画(1982年)
  • 鉄血の島 沖縄に燃えるいのち…(1985年)
  • 四十七人の刺客(1992年)
  • 四十七人目の浪士(1994年)
  • 高杉晋作(1994年)
  • 風塵(1995年)
  • その日の吉良上野介(1996年)
  • けだもの(1996年)
  • 島津奔る(1998年)※絶版・回収
  • 遁げろ家康(1999年)※絶版・回収
  • 本能寺(2000年)
  • 天下騒乱 鍵屋ノ辻(2000年)
  • 平家(2003年)

翻案

  • 四十七人の刺客(映画化、1994年、東宝)
  • 十三人の刺客(映画脚本、1963年)
  • 多数のテレビドラマ脚本(1960〜1980年代)

作風・主題

文体
映画的で力強い場面描写戦闘描写に長けた軽妙で迫力のある文体大胆な歴史考証と大胆な再構成
頻出モチーフ
忠義武士道戦争・戦闘歴史の再解釈

健康

  • 肺癌
    肺癌により2007年に死去。晩年の執筆活動や健康に影響を与えた。

評価・遺産

脚本家としての長いキャリアと69歳での小説家デビューで知られ、代表作『四十七人の刺客』は映画化され広く知られる一方、晩年は司馬遼太郎作品との類似指摘により作品の絶版・回収が相次ぎ、評価は賛否が分かれている。

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(所蔵)

大衆文化への影響

  • 『四十七人の刺客』の映画化(1994年)で広く知られる
  • 『十三人の刺客』などの映画脚本での貢献

引用

  • 日本の小説は私小説が主体であったが、司馬遼太郎の歴史小説は大河的であり、日本の小説の流れを変えた作家であった。
    出典: 口演(出典不明)

豆知識

  • 69歳で小説家としてデビューした
  • 本名は池上金男
  • 『遁げろ家康』『島津奔る』などで司馬遼太郎作品との類似が指摘され、絶版・回収となった
  • 第二次世界大戦で満州やペリリュー島での過酷な体験を生き延びた
  • 息子は作家の池上司