日本の文学賞

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川本 三郎

かわもと さぶろう

Kawamoto Saburō

プロフィール

性別
男性
生誕
1944-07-15 (東京都渋谷区代々木山谷町(現:代々木4丁目))
国籍
日本
言語
日本語, 英語
居住地歴
東京都渋谷区代々木山谷町(現:代々木4丁目) → 東京都杉並区阿佐谷北 → 東京都三鷹市下連雀

経歴

職業
評論家, 翻訳家, 編集者, 大学教員, 映画評論家
活動期間
1977年〜
所属
朝日新聞社(出版局・週刊朝日/朝日ジャーナル勤務), 立教大学文学部(特任教授、2010年-2012年), 東京人(編集委員)
所属団体
読売文学賞選考委員, サントリー学芸賞(社会・風俗部門)選考委員
影響を受けた人物
トルーマン・カポーティ, 永井荷風, アメリカ文学
影響を与えた人物
町歩き・散歩文学の作家たち, 後続の映画評論家たち

学歴

東京大学
法学部 / 政治学科
学位: 学士 (法学)
卒業年: 1968
国: 日本
卒業後、東京大学大学院に在籍した

受賞歴

キネマ旬報読者賞
1988
対象作品: 降っても、晴れても(連載)
主催: キネマ旬報
結果: 受賞
サントリー学芸賞
1991
対象作品: 大正幻影
主催: サントリー学芸賞選考委員会
結果: 受賞
読売文学賞
1997
対象作品: 荷風と東京「断腸亭日乗」私註
部門: 評論・伝記賞
主催: 読売新聞社
結果: 受賞
毎日出版文化賞
2003
対象作品: 林芙美子の昭和
主催: 毎日新聞社
結果: 受賞
桑原武夫学芸賞
2003
対象作品: 林芙美子の昭和
主催: 桑原武夫学芸賞選考委員会
結果: 受賞
伊藤整文学賞
2012
対象作品: 白秋望景
部門: 評論部門
主催: 伊藤整文学賞選考委員会
結果: 受賞
キネマ旬報読者賞
2002
対象作品: 映画を見ればわかること(連載)
主催: キネマ旬報
結果: 受賞
キネマ旬報読者賞
2024
対象作品: 映画を見ればわかること(連載)
主催: キネマ旬報
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 『林芙美子の昭和』は、川本三郎が林芙美子の作品と生涯を昭和の都市風景のなかに読み直す評伝。戦争協力という単純な断罪では捉えきれない作家像を、東京、放浪、映画化された小説、女性の自立といった視点から描く。

    昭和の街を歩くように、林芙美子の文学と時代をたどる評伝。

    427ページ
    林芙美子昭和文学都市女性の自立評伝
伊藤整文学賞 1回登壇
  1. 受賞作: 白秋望景

    北原白秋の生涯と作品を、都市、田園、戦争の時代相のなかで描く文学評伝。『邪宗門』『思ひ出』『赤い鳥』などの仕事をたどり、白秋の魅力と矛盾を読み解く。

    白秋の詩と童謡を、明治・大正・昭和の時間のなかに置き直す。

    433ページ
    北原白秋文学評伝近代詩童謡

作品

代表作

朝日のようにさわやかに 映画ランダム・ノート

1977年 映画評論・随筆

映画を中心にしたエッセイ・評論集。1977年刊行。

映画随筆批評

マイ・バック・ページ ある60年代の物語

1988年 自伝的ノンフィクション

1970年前後の体験を綴った自伝的ノンフィクション。朝霞自衛官殺害事件などの経緯を描く。

1960年代政治ジャーナリズム青春
映像化・舞台化
  • [映画] マイ・バック・ページ (2011)

大正幻影

1990年 文学評論・文化論

大正期の文化や都市生活をめぐる論考を集めた作品。

大正時代文化史都市

映画を見ればわかること

2004年 映画評論

映画の見方と社会/人生の読み解きを試みる評論集。

映画社会批評文化

林芙美子の昭和

2003年 文学研究

林芙美子を中心に昭和期の文学と社会を論じた研究書。

林芙美子昭和女性作家

白秋望景

2012年 評論

北原白秋に関する随想・評論をまとめた一冊。

白秋文学史

全著作

  • 朝日のようにさわやかに 映画ランダム・ノート
  • 同時代を生きる「気分」
  • シネマ裏通り
  • 同時代の文学
  • 走れナフタリン少年
  • 雑エンタテインメント
  • 町を歩いて映画のなかへ
  • ハリウッドの神話学
  • 都市の感受性
  • マイ・バック・ページ ある60年代の物語
  • 大正幻影
  • ハリウッド大通り
  • 東京残影岩
  • 東京万華鏡(私の東京万華鏡)
  • 荷風と東京 「断腸亭日乗」私註
  • クレジットタイトルは最後まで
  • 映画の香り
  • 銀幕の東京 映画でよみがえる昭和
  • 映画を見ればわかること
  • 林芙美子の昭和
  • 白秋望景
  • 映画のメリーゴーラウンド

翻案

  • マイ・バック・ページ(映画、2011年)

作家による翻訳

  • アメリカン・グラフィティ(ジョージ・ルーカス原作)
  • 万華鏡(レイ・ブラッドベリ)
  • ウォーターメソッドマン(ジョン・アーヴィング、共訳)
  • 夜の樹(トルーマン・カポーティ)

作風・主題

文体
平易で私的な語り口随筆的な評論映画や都市を軸にした横断的論考
頻出モチーフ
東京昭和映画町歩き都市の風景

評価・遺産

映画評論、文芸評論、町歩きの随筆など幅広い分野で活躍し、散歩ブームや映画文化の理解に影響を与えた評論家。著作は研究・一般読者双方に評価され、多数の文学賞を受賞している。

関連学会

  • 立教大学文学部

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(典拠ファイル)
  • VIAF/ISNI等の国際典拠データベース

大衆文化への影響

  • マイ・バック・ページ(映画化、2011年)
  • 町歩きブームの代表的作家の一人として言及される

豆知識

  • 1971年の朝霞自衛官殺害事件に関与した人物の取材・証拠隠滅に関わり、1972年に逮捕・有罪判決を受けた(懲役10か月、執行猶予2年)。
  • 妻の川本恵子は2008年に食道がんで死去。看病の経験から短歌を詠むようになった。
  • 初期には雑誌でのルポやスウェーデンのポルノ小説の翻訳など、多様な仕事を手がけた。
  • サンリオSF文庫の既刊書目録に訳者名が誤植され『誤訳』と表記されるなどのエピソードがある。