日本の文学賞

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マブソン 青眼

まぶそん せいがん

Mabesoone Seegan

ペンネーム: マブソン 青眼俳号(俳人として使用)

プロフィール

性別
男性
生誕
1968-09-22 (フランス タルヌ県)
国籍
フランス
言語
日本語, フランス語
居住地歴
ノルマンディー(フランス)育ち → 日本 長野市(1996年以降在住) → フランス領ポリネシア マルキーズ諸島 ヒバオア島(長期滞在)

経歴

職業
俳人, 小説家, 比較文学者, エッセイスト, 翻訳者, 大学非常勤講師
活動期間
1990年〜
所属
現代俳句協会, 日本現代詩歌文学館(評議員), 長野日仏協会(創立時メンバー・顧問)
所属団体
現代俳句協会 会員, 日本現代詩歌文学館 評議員
影響を受けた人物
小林一茶, 金子兜太, ヴェルレーヌ, フィリップ・デスコーラ

学歴

パリ大学
日本文学研究科(大学院)
国: フランス
日本文学を専攻、交換留学経験あり
早稲田大学大学院教育学研究科
博士課程(日本文学・比較文学)
学位: 博士(学術)
卒業年: 2004
国: 日本
指導教官は堀切実。博士学位論文を単行本化(2005年刊)

受賞歴

現代俳句協会賞
2024
対象作品: 『妖精女王マブの洞窟』
主催: 現代俳句協会
結果: 受賞
宗左近俳句大賞(雪梁舎俳句大賞)
2003
対象作品: 句集『空青すぎて』
主催: 雪梁舎(宗左近俳句大賞)
結果: 受賞
NHK「俳句王国」大賞
2000
対象作品: (句)「星飛んで土葬禁止の日本かな」
主催: NHK
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 空青すぎて

    フランス出身の俳人が日本語で詠む句集。異文化の視線と日常の身体感覚が交差し、空や季節の鮮やかさを、率直で伸びやかな言葉に結晶させている。

    高すぎるほどの空の青さが、異国から来た俳人の季節感をまっすぐ照らす。

    俳句異文化のまなざし季節感
  1. 現代俳句協会賞の受賞作として、妖精マブという存在を手がかりに、アニミズムの感覚から現代を見つめ直す句集。異界の気配をまとった言葉と、日常の景色をずらして立ち上げる視点が印象的。

    コロナを機に「マブ」という名前の妖精の存在を知った著者が、アニミズムから現代を見つめ直す最新句集。

    92ページ
    現代俳句アニミズム妖精日常のずらし異界感

作品

代表作

妖精女王マブの洞窟

2023年 句集(俳句) 192ページ

コロナ罹患の体験やマルキーズ滞在を経た新韻律「五七三」を提示した句集。無季句やアニミズム的主題を含む。

アニミズム無季俳句五七三(無垢句)自然と縄文
翻訳
  • 英訳一部収録
  • 仏訳併記版あり

縄文大河

2024年 句集(五七三連作) 160ページ

千曲川流域の縄文文化を主題にした連作群。五七三の形式で無垢句を多く収める。

縄文文化地域性無垢句
翻訳
  • 一部仏訳

ドリームタイム

2025年 句集(詩・詩論を含む) 200ページ

ドリームタイムを主題にした作品群。量子俳句など新しい詩形の実験を含む。日本語版とフランス語版が同時出版された。

アボリジニのドリームタイム量子俳句原初の時間
翻訳
  • フランス語併記版(Pippa Éditions)

遥かなるマルキーズ諸島

2021年 句集と小説(混成) 240ページ

マルキーズ諸島での体験をもとにした句集兼小説。無季的でアニミズム的な世界観を展開する。

島暮らしアニミズム海と自然
翻訳
  • 仏訳併記版あり

全著作

  • 『空青すぎて』 参月庵出版、2002年
  • 『天女節』 参月庵出版、2004年
  • 『アラビア夜話』 参月庵出版、2005年
  • 『遥かなるマルキーズ諸島』 本阿弥書店、2021年
  • 『妖精女王マブの洞窟』 本阿弥書店、2023年
  • 『縄文大河』 本阿弥書店、2024年
  • 『ドリームタイム Jukurrpa』 本阿弥書店、2025年
  • 『詩としての俳諧、俳諧としての詩 ― 一茶・クローデル・国際ハイク』 永田書房、2005年(博士論文の単行本化)

作家による翻訳

  • 『一茶と句碑 Haïkus gravés dans la pierre』 一茶句碑目録(仏訳)、里文出版、2003年
  • 『父の終焉日記』仏訳(Journal des derniers jours de mon père)、Pippa Éditions、2014年

作品の翻訳

  • 『ドリームタイム』仏訳併記版(Le Temps du Rêve) Pippa Éditions、2025年
  • 『マルキーズ諸島百景』仏訳・三ヶ国語版 Pippa Éditions、2019年

作風・主題

文体
アニミズム的表現無季俳句(季語を伴わない句)頭韻を多用する音韻的作法五七三という新韻律の実験
頻出モチーフ
縄文文化・土偶マルキーズ諸島の自然千曲川流域反原発・反戦の主題無垢(muku)

健康

  • COVID-19(感染および後遺症)
    2020 - 継続的に後遺症あり
    感染と後遺症が創作に影響し、新作句集『妖精女王マブの洞窟』の主題形成に寄与

評価・遺産

日本語で俳句を詠む在日フランス人として、音韻性とアニミズム的視座を融合させた独自の作風で注目される。五七三という新韻律の提示や無季俳句の探求は現代俳句界に議論を促した。

記念館・博物館

  • 檻の俳句館 長野県上田市古安曽(無言館近く) 2018年開館

関連学会

  • 現代俳句協会
  • 日本現代詩歌文学館

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(所蔵)
  • 日本現代詩歌文学館(資料提供)

大衆文化への影響

  • テレビ信州『ゆうがたGet!』など地域メディア出演
  • 現代俳句協会の関連動画・講演(YouTube)

引用

  • 五七五は整いすぎている。五七三は螺旋的な時間意識を生む。
    出典: 『妖精女王マブの洞窟』あとがき / インタビュー (2023年)

豆知識

  • 本名はローラン・マブソン(Laurent Mabesoone)。
  • 長野冬季オリンピック(1998年)で国際交流員として活動した経験がある。
  • 2018年に上田市近郊に『俳句弾圧不忘の碑』建立の事務局代表を務め、同年『檻の俳句館』を開館した。
  • 2019年から毎日俳句大賞の国際部選者を務めた。
  • 2020年にヒバオア島で新型コロナウイルスに感染し、後遺症を経験している。