日本の文学賞

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中原 昌也

なかはら まさや

Nakahara Masaya

ペンネーム: 暴力温泉芸者ノイズ・音楽活動でのユニット名, Hair Stylistics音楽活動での別名(ソロ/プロジェクト名)

プロフィール

性別
男性
生誕
1970-06-04 (東京都港区青山)
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
音楽家, 映画評論家, 小説家, 随筆家, 画家, イラストレーター, 作詞家
活動期間
1988年〜
影響を受けた人物
エレーヌ・シクスス, クロード・シモン, フィリップ・ソレルス, ヌーボー・ロマン系作家
ノミネート
芥川賞(第135回・2006年上半期)候補

学歴

文化学院
高等課程
期間: 在籍(中退)
国: 日本
高等課程中退

受賞歴

三島由紀夫賞
2001
対象作品: あらゆる場所に花束が……
主催: 新潮社
結果: 受賞
野間文芸新人賞
2006
対象作品: 名もなき孤児たちの墓
主催: 講談社
結果: 受賞
Bunkamuraドゥマゴ文学賞
2008
対象作品: 中原昌也 作業日誌 2004→2007
主催: Bunkamura(ドゥマゴ)
結果: 受賞

受賞・候補エディション

三島由紀夫賞 1回登壇
  1. 『あらゆる場所に花束が……』は、中原昌也による作品。三島由紀夫賞の2001年回で受賞に選ばれ、同時代の文学・出版の中で評価された。

    三島由紀夫賞で受賞となった、中原昌也の『あらゆる場所に花束が……』。

    152ページ
    文学賞人間物語
  1. 中原昌也の短編集。物語を伝えることへの疑い、空虚さ、暴力的な笑い、ノイズのような語りを通じて、現代小説の形式を揺さぶる。芥川賞候補作「点滅……」も収める。

    誰にも届かない光の点滅のように、小説の可能性と空洞を照らす。

    256ページ
    短編集実験小説空虚暴力的ユーモア
  1. 中原昌也が二〇〇四年から二〇〇七年にかけて綴った日誌をまとめた一冊。作家・音楽家としての日々、交友、仕事、苛立ちが断片的に積み重なる。

    三年半の日々の断片が、作家の生活と時代の空気をそのまま立ち上げる。

    416ページ
    日誌エッセイ音楽サブカルチャー

作品

代表作

あらゆる場所に花束が……

2001年 長編小説

都市の孤独や若者の不安を、前衛的で断片的な文体で描いた長編小説。音楽や消費文化への言及が多い。

孤独若者文化音楽とメディア消費社会

名もなき孤児たちの墓

2006年 短編集

複数の短編を収めた短編集。日常の狂気や孤立をユーモアと冷徹さを交えて描く。

孤立家族/母子家庭暴力と摩擦記憶と身体

マリ&フィフィの虐殺ソングブック

1998年 短編集

連載作品をまとめた短編集。前衛的な語りとポップカルチャーの参照が特徴。

暴力ポップカルチャー都市の風景

子猫が読む乱暴者日記

2000年 短編集/連作短編

断片的な短編群。若者の欲望や孤独、過激なユーモアが混在する。

孤独欲望ユーモアと過激性

中原昌也 作業日誌 2004→2007

2008年 エッセイ/日記

大量の購入リストや日常の愚痴、観賞記録などを含む作業日誌的テキスト。高橋源一郎らから評価され文学賞受賞に至る。

消費記録作家の日常断片的テクスト

虐殺ソングブックremix

2019年 短編集/再編集

過去作を他作家がリミックスしたアンソロジー。町田康や曽我部恵一など多彩な寄稿者が参加。

再読・再編集共同的な改作作家の再評価

全著作

  • マリ&フィフィの虐殺ソングブック
  • 子猫が読む乱暴者日記
  • あらゆる場所に花束が……
  • キッズの未来派わんぱく宣言
  • 待望の短篇集は忘却の彼方に
  • 名もなき孤児たちの墓
  • KKKベストセラー
  • ニートピア2010
  • 悲惨すぎる家なき子の死
  • こんにちはレモンちゃん
  • 知的生き方教室
  • 軽率の曖昧な軽さ
  • パートタイム・デスライフ
  • 虐殺ソングブックremix
  • 人生は驚きに充ちている
  • 偉大な作家生活には病院生活が必要だ
  • 焼死体たちの革命の夜
  • ソドムの映画市 あるいは、グレートハンティング的(反)批評闘争
  • エーガ界に捧ぐ
  • 続・エーガ界に捧ぐ
  • 映画の頭脳破壊
  • エーガ界に捧ぐ 完全版
  • サクセスの秘密 中原昌也対談集
  • ボクのブンブン分泌業
  • 嫌オタク流
  • IQ84以下!
  • 死んでも何も残さない―中原昌也自伝
  • 中原昌也の人生相談 悩んでるうちが花なのよ党宣言

翻案

  • 『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』(出演)
  • 『オカルト』(2009・音楽)
  • 『アノソラノアオ』(2012・音楽)
  • 『激怒 RAGEAHOLIC』(2022・音楽)

作風・主題

文体
前衛的・断片的な文体ポップカルチャーや音楽に対する細かな言及ユーモアと冷徹さの混在
頻出モチーフ
孤独と疎外感音楽/レコード購入・コレクションの描写都市の風景と消費行動家族の不在・母子家庭

健康

  • 脳梗塞
    2023-01〜(入院・療養中)
    創作活動や公演の制限、長期療養を要する状態になっていることが報告された。
  • 糖尿病
    慢性(既往歴)
    合併症として脳梗塞の要因になった可能性がある。

評価・遺産

音楽(ノイズ/インディー)・小説・映画評論・イラストなど多分野にまたがって活動し、1990年代以降のインディ、ノイズ系のシーンや若手作家に影響を与えた。独自の断片的文体とポップ文化への参照が評価される一方で、論争も起こした。

大衆文化への影響

  • 1990年代のノイズ/インディ音楽シーンにおける象徴的存在
  • 中原昌也文学賞(個人的選考の小規模な文学賞)を主宰・表彰

引用

  • 小説は、辛くて辛くて書きたくない。でも、書かないと、その辛さがわかってもらえない。
    出典: 『文學界』2008年4月号 大座談会「ニッポンの小説はどこへ行くのか」 (2008年)
  • 作業日誌のような記録が、僕にとっては小説になり得る。
    出典: 選評・受賞コメント(Bunkamuraドゥマゴ文学賞関連) (2008年)

豆知識

  • 父は絵本作家・イラストレーターの中原収一(1936−2018)。
  • 1988年頃から音楽活動を開始、1990年にノイズユニット『暴力温泉芸者』を結成。
  • 2001年に『あらゆる場所に花束が……』で三島由紀夫賞、2006年に『名もなき孤児たちの墓』で野間文芸新人賞受賞。
  • 2008年に『中原昌也 作業日誌 2004→2007』でBunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。
  • 2010年代以降も音楽・執筆活動を並行して行い、多数の私家版CD等を発表。
  • 2023年1月より脳梗塞で入院。糖尿病の合併症が報告されている。