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第87回(2007年) 受賞受賞作: 平家蟹異聞
屋島の戦の後、平家の女たちが源氏方の宴席へ呼ばれる状況を描く歴史短編。敗者の側に置かれた女性の屈辱と気高さを、端正な時代語りで浮かび上がらせる。
屋島の戦の後、平家の女たちが源氏方の宴席へ呼ばれる状況を描く歴史短編。
256ページ歴史小説平家女性敗者
奥山 景布子
おくやま きょうこ
Okuyama Kyouko
別名:
中島 美樹 / 平野 美樹
ペンネーム:
奥山 景布子(小説作品で使用する筆名)
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1966-11-07 (愛知県津島市)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 愛知県津島市 → 名古屋市(在学・在勤)
経歴
- 職業
- 小説家, 高校教諭(元), 大学講師(元)
- 活動期間
- 2007年〜
- 所属
- 日本ペンクラブ
- 所属団体
- 日本ペンクラブ
- ノミネート
- 2008年『びいどろの火』 - 第15回松本清張賞 候補, 2014年『太閤の能楽師』 - 第4回本屋が選ぶ時代小説大賞 候補, 2015年『太閤の能楽師』 - 第4回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)候補, 2016年『たらふくつるてん』 - 第22回中山義秀文学賞 候補, 2021年『浄土双六』 - 第10回日本歴史時代作家協会賞(作品賞)候補
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 愛知県立千種高等学校 | — | — | — | — | 日本 |
| 名古屋大学 | 文学部 | — | — | — | 日本 |
| 名古屋大学大学院文学研究科 | 文学研究科 | 博士課程修了 | 文学博士 | — | 日本 |
愛知県立千種高等学校
国:
日本
名古屋大学
文学部
国:
日本
文学部卒業
名古屋大学大学院文学研究科
文学研究科
/ 博士課程修了
学位:
文学博士
卒業年:
1999
国:
日本
博士論文『蜻蛉日記』論 内在する〈物語〉で文学博士取得
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2007 | オール讀物新人賞 | 平家蟹異聞 | — | 文藝春秋 | 受賞 |
| 2018 | 新田次郎文学賞 | 葵の残葉 | — | 新田次郎文学賞選考委員会 | 受賞 |
| 2018 | 本屋が選ぶ時代小説大賞 | 葵の残葉 | — | 本屋が選ぶ時代小説大賞実行委員会 | 受賞 |
オール讀物新人賞
2007
対象作品:
平家蟹異聞
主催:
文藝春秋
結果:
受賞
新田次郎文学賞
2018
対象作品:
葵の残葉
主催:
新田次郎文学賞選考委員会
結果:
受賞
本屋が選ぶ時代小説大賞
2018
対象作品:
葵の残葉
主催:
本屋が選ぶ時代小説大賞実行委員会
結果:
受賞
受賞・候補エディション
オール讀物新人賞
1回登壇
中山義秀文学賞
1回登壇
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第22回(2016年) 候補受賞作: たらふくつるてん
「たらふくつるてん」は、奥山景布子による受賞作である。受賞歴から確認できる中心作品として、人物、時代、社会、記憶の交差を読ませる作品として整理した。
奥山景布子の受賞作「たらふくつるてん」。
受賞作文学賞人間描写
新田次郎文学賞
1回登壇
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第37回(2018年) 受賞受賞作: 葵の残葉
高須松平家の兄弟たちが、幕末維新の動乱のなかで異なる立場へ分かれていく歴史小説。徳川の誇りと時代の変転が、家族の相克として描かれる。
葵の残葉は、幕末維新を軸に読者を作品世界へ導く。
296ページ幕末維新高須四兄弟徳川家家族の相克
作品
代表作
源平六花撰
2009年 時代小説(短編集)『平家蟹異聞』を含む短編集。古典を下敷きにした歴史的モチーフを用いた連作短編でデビュー作にあたる。
源平合戦古典文学女性視点
恋衣 とはずがたり
2009年 歴史小説古典『とはずがたり』などを題材に、女性の心情や古典文学の世界を現代感覚で描く長編。
古典作品の現代化女性史観
びいどろの火
2011年 歴史小説近世以前の人物や出来事に材を取った歴史小説。緻密な史料活用と人物描写が特徴。
史実再構成人物内面
太閤の能楽師
2014年 時代小説能楽師を主人公に、戦国から天下統一期の文化と人間模様を描く作品。中古能や古典芸能への造詣が反映される。
能楽戦国時代文化史
江戸落語事始 たらふくつるてん
2015年 時代小説江戸落語に材を取った時代小説。落語の世界や噺家たちの日常を歴史的視点で描く。
落語江戸文化
葵の残葉
2017年 歴史小説幕末から維新期の人物を題材にした長編。高須四兄弟など歴史的人物を描き、2018年に複数の賞を受賞した代表作。
幕末維新家族と権力歴史的人物
浄土双六
2020年 歴史小説足利義政の乳母を主軸に室町時代の人間ドラマを描く作品。史実と人物造形を織り交ぜる手法が用いられている。
室町時代権力と家族女性史
圓朝
2019年 時代小説落語史上の重要人物・三遊亭圓朝を扱った作品。落語や伝承の世界を掘り下げる。
落語史伝承人物伝
全著作
- 源平六花撰
- 恋衣 とはずがたり
- 時平の桜、菅公の梅
- びいどろの火
- キサキの大仏
- 太閤の能楽師
- 音わざ吹き寄せ 稽古長屋
- 江戸落語事始 たらふくつるてん
- 葵の残葉
- 寄席品川清洲亭
- 圓朝
- 小説 真景累ヶ淵
- 浄土双六
- 流転の中将
- 義時 運命の輪
- やわ肌くらべ
- 葵のしずく
- 元の黙阿弥
- フェミニスト紫式部の生活と意見 現代用語で読み解く「源氏物語」
- ワケあり式部とおつかれ道長
作風・主題
- 文体
- 古典文学に基づく叙述細やかな史料考証落ち着いた語り口
- 頻出モチーフ
- 能楽・落語など古典芸能女性の視点史実とフィクションの接点
評価・遺産
古典文学と古典芸能への深い造詣を背景に、歴史小説・時代小説の分野で高い評価を受ける作家。オール讀物新人賞や新田次郎文学賞など受賞歴があり、女性視点から歴史を描く作風で知られる。
関連学会
- 日本ペンクラブ
大衆文化への影響
- 学生落語大会「てんしき杯」の審査員を務めるなど、落語界や古典芸能関係のイベントに関与
豆知識
- 本名は中島美樹(旧名 平野美樹)。
- 名古屋大学文学部卒業、名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了(文学博士、1999年)。
- 2007年『平家蟹異聞』で第87回オール讀物新人賞受賞、2009年に短編集『源平六花撰』で作家デビュー。
- 古典芸能(能楽・落語)への造詣が深く、これらを題材にした作品が多い。