日本の文学賞

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奥山 景布子

おくやま きょうこ

Okuyama Kyouko

別名: 中島 美樹 / 平野 美樹
ペンネーム: 奥山 景布子小説作品で使用する筆名

プロフィール

性別
女性
生誕
1966-11-07 (愛知県津島市)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
愛知県津島市 → 名古屋市(在学・在勤)

経歴

職業
小説家, 高校教諭(元), 大学講師(元)
活動期間
2007年〜
所属
日本ペンクラブ
所属団体
日本ペンクラブ
ノミネート
2008年『びいどろの火』 - 第15回松本清張賞 候補, 2014年『太閤の能楽師』 - 第4回本屋が選ぶ時代小説大賞 候補, 2015年『太閤の能楽師』 - 第4回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)候補, 2016年『たらふくつるてん』 - 第22回中山義秀文学賞 候補, 2021年『浄土双六』 - 第10回日本歴史時代作家協会賞(作品賞)候補

学歴

愛知県立千種高等学校
国: 日本
名古屋大学
文学部
国: 日本
文学部卒業
名古屋大学大学院文学研究科
文学研究科 / 博士課程修了
学位: 文学博士
卒業年: 1999
国: 日本
博士論文『蜻蛉日記』論 内在する〈物語〉で文学博士取得

受賞歴

オール讀物新人賞
2007
対象作品: 平家蟹異聞
主催: 文藝春秋
結果: 受賞
新田次郎文学賞
2018
対象作品: 葵の残葉
主催: 新田次郎文学賞選考委員会
結果: 受賞
本屋が選ぶ時代小説大賞
2018
対象作品: 葵の残葉
主催: 本屋が選ぶ時代小説大賞実行委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 平家蟹異聞

    屋島の戦の後、平家の女たちが源氏方の宴席へ呼ばれる状況を描く歴史短編。敗者の側に置かれた女性の屈辱と気高さを、端正な時代語りで浮かび上がらせる。

    屋島の戦の後、平家の女たちが源氏方の宴席へ呼ばれる状況を描く歴史短編。

    256ページ
    歴史小説平家女性敗者
  1. 受賞作: たらふくつるてん

    「たらふくつるてん」は、奥山景布子による受賞作である。受賞歴から確認できる中心作品として、人物、時代、社会、記憶の交差を読ませる作品として整理した。

    奥山景布子の受賞作「たらふくつるてん」。

    受賞作文学賞人間描写
  1. 受賞作: 葵の残葉

    高須松平家の兄弟たちが、幕末維新の動乱のなかで異なる立場へ分かれていく歴史小説。徳川の誇りと時代の変転が、家族の相克として描かれる。

    葵の残葉は、幕末維新を軸に読者を作品世界へ導く。

    296ページ
    幕末維新高須四兄弟徳川家家族の相克

作品

代表作

源平六花撰

2009年 時代小説(短編集)

『平家蟹異聞』を含む短編集。古典を下敷きにした歴史的モチーフを用いた連作短編でデビュー作にあたる。

源平合戦古典文学女性視点

恋衣 とはずがたり

2009年 歴史小説

古典『とはずがたり』などを題材に、女性の心情や古典文学の世界を現代感覚で描く長編。

古典作品の現代化女性史観

びいどろの火

2011年 歴史小説

近世以前の人物や出来事に材を取った歴史小説。緻密な史料活用と人物描写が特徴。

史実再構成人物内面

太閤の能楽師

2014年 時代小説

能楽師を主人公に、戦国から天下統一期の文化と人間模様を描く作品。中古能や古典芸能への造詣が反映される。

能楽戦国時代文化史

江戸落語事始 たらふくつるてん

2015年 時代小説

江戸落語に材を取った時代小説。落語の世界や噺家たちの日常を歴史的視点で描く。

落語江戸文化

葵の残葉

2017年 歴史小説

幕末から維新期の人物を題材にした長編。高須四兄弟など歴史的人物を描き、2018年に複数の賞を受賞した代表作。

幕末維新家族と権力歴史的人物

浄土双六

2020年 歴史小説

足利義政の乳母を主軸に室町時代の人間ドラマを描く作品。史実と人物造形を織り交ぜる手法が用いられている。

室町時代権力と家族女性史

圓朝

2019年 時代小説

落語史上の重要人物・三遊亭圓朝を扱った作品。落語や伝承の世界を掘り下げる。

落語史伝承人物伝

全著作

  • 源平六花撰
  • 恋衣 とはずがたり
  • 時平の桜、菅公の梅
  • びいどろの火
  • キサキの大仏
  • 太閤の能楽師
  • 音わざ吹き寄せ 稽古長屋
  • 江戸落語事始 たらふくつるてん
  • 葵の残葉
  • 寄席品川清洲亭
  • 圓朝
  • 小説 真景累ヶ淵
  • 浄土双六
  • 流転の中将
  • 義時 運命の輪
  • やわ肌くらべ
  • 葵のしずく
  • 元の黙阿弥
  • フェミニスト紫式部の生活と意見 現代用語で読み解く「源氏物語」
  • ワケあり式部とおつかれ道長

作風・主題

文体
古典文学に基づく叙述細やかな史料考証落ち着いた語り口
頻出モチーフ
能楽・落語など古典芸能女性の視点史実とフィクションの接点

評価・遺産

古典文学と古典芸能への深い造詣を背景に、歴史小説・時代小説の分野で高い評価を受ける作家。オール讀物新人賞や新田次郎文学賞など受賞歴があり、女性視点から歴史を描く作風で知られる。

関連学会

  • 日本ペンクラブ

大衆文化への影響

  • 学生落語大会「てんしき杯」の審査員を務めるなど、落語界や古典芸能関係のイベントに関与

豆知識

  • 本名は中島美樹(旧名 平野美樹)。
  • 名古屋大学文学部卒業、名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了(文学博士、1999年)。
  • 2007年『平家蟹異聞』で第87回オール讀物新人賞受賞、2009年に短編集『源平六花撰』で作家デビュー。
  • 古典芸能(能楽・落語)への造詣が深く、これらを題材にした作品が多い。