日本の文学賞

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高野 史緒

たかの ふみお

Takano Fumio

別名: 井上久美子
ペンネーム: 高野 史緒筆名(本名は井上久美子)

プロフィール

性別
女性
生誕
1966-09-14 (茨城県土浦市)
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
小説家, 翻訳者, 評論家
活動期間
1988年〜
所属
日本SF作家クラブ, 日本文藝家協会
所属団体
日本SF作家クラブ, 日本文藝家協会
影響を受けた人物
トレヴァー・ホーン
ノミネート
第42回日本SF大賞候補(『まぜるな危険』), 第44回日本SF大賞候補(『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』), 第4回センス・オブ・ジェンダー賞候補(2021年度)

学歴

茨城大学
人文学部
学位: 学士
国: 日本
お茶の水女子大学大学院
人文科学研究科 / フランス近世史専攻
学位: 修士
国: 日本
フランス近世史専攻(修士)

受賞歴

青山円形劇場脚本コンクール 佳作
1988
対象作品: エレヴァシオン
主催: 青山円形劇場脚本コンクール
結果: 佳作
江戸川乱歩賞
2012
対象作品: カラマーゾフの妹
主催: 講談社(江戸川乱歩賞)
結果: 受賞
細谷正允賞
2021
対象作品: まぜるな危険
主催: 細谷正允賞実行委員会
結果: 受賞
センス・オブ・ジェンダー賞(SF初志貫徹賞)
2022
対象作品: カラマーゾフの兄妹 オリジナル・ヴァージョン
主催: センス・オブ・ジェンダー賞実行委員会
結果: 受賞
星雲賞 日本長編部門
2024
対象作品: グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船
主催: 星雲賞選考委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 第22回(2022年) SF初志貫徹賞
    受賞作: カラマーゾフの兄妹 オリジナルバージョン

    『カラマーゾフの妹』の応募時原稿をもとに、SF要素をより強く残したかたちで刊行されたオリジナルヴァージョン。江戸川乱歩賞受賞後に改稿された版とは違う、もうひとつの高野史緒作品として読める。

    受賞作の原型が、別のかたちでよみがえる。

    368ページ
    SFミステリドストエフスキー改稿前原稿復刊

作品

代表作

ムジカ・マキーナ

1995年 ファンタジー/SF

音楽と機械をめぐる幻想的な物語。デビュー作として発表された長編。

音楽機械幻想

カラマーゾフの妹

2012年 歴史改変SF/ミステリ

ドストエフスキー作品を契機にした歴史改変的要素を含む長編。江戸川乱歩賞受賞作。

ロシア文化文学的引用ミステリ
映像化・舞台化
  • [朗読(Audible)] カラマーゾフの妹(朗読版)

まぜるな危険

2021年 短篇集/SF

短篇を集めた一冊。多彩なモチーフでSF的発想と文学性を融合させる作品群。

短篇実験的SF音楽と歴史

グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船

2023年 SF/歴史改変

第一次世界大戦前後の空と音楽、移動をめぐる叙情的な長編。星雲賞日本長編部門受賞作。

飛行船音楽欧州

全著作

  • ムジカ・マキーナ(1995)
  • カント・アンジェリコ(1996)
  • 架空の王国(1997)
  • ヴァスラフ(1998)
  • ウィーン薔薇の騎士物語シリーズ(2000〜2001)
  • アイオーン(2002)
  • ラー(2004)
  • 赤い星(2008)
  • カラマーゾフの妹(2012)
  • 翼竜館の宝石商人(2018)
  • 大天使はミモザの香り(2019)
  • まぜるな危険(2021)
  • グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船(2023)
  • ビブリオフォリア・ラプソディ(2024)

翻案

  • カラマーゾフの妹(朗読:Amazon Audible)

作家による翻訳

  • ジョン・グリビン『ビッグバンとインフレーション 世界一短い最新宇宙論入門』翻訳(2016)

作品の翻訳

  • 「空忘の鉢」イタリア語訳(La ciotola della vuota dimenticanza)
  • 「アントンと清姫」英訳(Anton and Kiyohime)

作風・主題

文体
歴史改変SFを基調とした硬質で叙情的な文体音楽的モチーフや美術・演劇的要素を織り込む
頻出モチーフ
音楽欧州(特にロシア・中欧)歴史の仮構(改変)

評価・遺産

欧州と音楽を軸にした歴史改変SFを得意とし、江戸川乱歩賞や星雲賞などの主要文学賞を受賞。国内SF界で独自の位置を占める作家として評価されている。

関連学会

  • 日本SF作家クラブ
  • 日本文藝家協会

豆知識

  • 本名は井上久美子。
  • 夫はロシア映画研究者の井上徹(2023年6月12日没)。
  • トレヴァー・ホーンのファンで、作品の元ネタにすることがある。
  • 2016年度〜2018年度は日本SF大賞の選考委員を務めた。