日本の文学賞

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粒来 哲蔵

つぶらい てつぞう

Tsuburai Tetsuzō

ペンネーム: 弓月煌雑誌『歴程』同人として用いた筆名

プロフィール

性別
男性
生誕
1928-01-05 (山形県米沢市)
死没
2017-06-02 89歳
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
詩人, 教師, 大学教授
活動期間
1952年〜2017年
所属
歴程(同人), 尚美学園短期大学(教授), 白鷗大学(教授)
所属団体
藤村記念歴程賞選考委員, 歴程(同人)

学歴

福島師範学校
期間: 〜1952(卒業)
卒業年: 1952
国: 日本
古河第一小学校教諭を経て上京、詩誌『歴程』同人となる

受賞歴

晩翠賞
1960
対象作品: 詩集『舌のある風景』
結果: winner
H氏賞
1972
対象作品: 詩集『孤島記』
結果: winner
高見順賞
1977
対象作品: 詩集『望楼』
結果: winner
現代詩人賞
2002
対象作品: 詩集『島幻記』
結果: winner
読売文学賞(詩歌俳句賞)
2012
対象作品: 『蛾を吐く』
部門: 詩歌俳句賞
主催: 読売新聞社
結果: winner

受賞・候補エディション

H氏賞 1回登壇
  1. 受賞作: 孤島記

    粒来哲蔵の詩集。孤島という像を軸に、隔絶、記憶、内面の風景を重ね、静かな緊張を帯びた詩篇を配している。

    孤島は遠い場所ではなく、言葉の奥にひらく内なる地形として現れる。

    孤絶記憶内面風景戦後詩
高見順賞 1回登壇
  1. 受賞作: 望楼

    詩集『望楼』は、島や海辺の生活感覚を背景に、遠くを見渡す視線と身近な身体感覚を重ねる作品集です。風景へのまなざしが、孤独や時間の厚みを静かに照らします。

    遠くを見晴らす場所から、生活と時間の深みが立ち上がります。

    142ページ
    風景孤独
現代詩人賞 1回登壇
  1. 受賞作: 島幻記

    『島幻記』は粒来哲蔵の作品です。2002年の受賞作として、題名が示す人物・場所・出来事を軸に、言葉の手触りと作品世界を読者に開いていきます。

    『島幻記』は、受賞時に注目された主題と言葉の力を手がかりに読む作品です。

    文学記憶受賞作
萩原朔太郎賞 1回登壇
  1. 受賞作:

    『穴』は粒来哲蔵による現代詩の受賞作。言葉の響き、身体感覚、記憶の揺らぎを重ねながら、詩集全体で独自の声を形づくる。

    『穴』は、粒来哲蔵の作風と受賞年の評価を伝える一作である。

    現代詩言葉の感覚

作品

代表作

詩集『舌のある風景』

1960年 詩集

言語と身体、風景の交錯を描いた詩集。粒来の初期代表作の一つ。

風景身体言語

詩集『孤島記』

1971年 詩集

孤独や隔絶を主題にした詩篇を集めた作品。1972年にH氏賞受賞。

孤独隔絶

詩集『望楼』

1977年 詩集

観察と記憶、歴史意識が交差する詩集。高見順賞受賞作。

記憶歴史観察

詩集『島幻記』

2001年 詩集

島や幻影をめぐる叙情的かつ象徴的な詩篇を収める。現代詩人賞受賞作。

幻影叙情

『蛾を吐く』

2011年 詩集

晩年の作品。言語の限界と身体性を問う詩篇群で、読売文学賞(詩歌俳句賞)受賞。

言語の限界身体変容

全著作

  • 『詩集虚像』地球社、1956年。
  • 『詩集舌のある風景』歴程社、1960年。
  • 『詩集刑』歴程社、1964年。
  • 『詩集孤島記』八坂書房、1971年。
  • 『儀式』文学書林、1975年。
  • 『望楼 詩集』花神社、1977年。
  • 『粒来哲蔵詩集』思潮社〈現代詩文庫〉、1978年。
  • 『荒野より』矢立出版、1979年。
  • 『うずくまる陰影のための習作』花神社、1981年。
  • 『相姦記』【エイ】書房出版、1985年。
  • 『倒れかかるものたちの投影』思潮社、1990年。
  • 『笑い月』書肆山田、1994年。
  • 『島幻記』書肆山田、2001年。
  • 『穴』書肆山田、2006年。
  • 『蛾を吐く』花神社、2011年。
  • 『侮蔑の時代 詩集』花神社、2014年。

作風・主題

文体
前衛的な詩風象徴的・イメージ主導の表現断片的・実験的な言語感覚
頻出モチーフ
孤独身体儀式記憶

評価・遺産

20世紀後半から21世紀にかけて活躍した詩人。象徴的で実験的な言語表現により日本現代詩に影響を残し、複数の文学賞を受賞した。

豆知識

  • 筆名「弓月煌」を使用していた。
  • 母方の従弟に詩人・粕谷栄市がいる。