芥川龍之介賞 あくたがわりゅうのすけしょう
第119回(1998年)
純文学新人賞短編・中編
受賞者
2名
ゲルマニウムの夜
『ゲルマニウムの夜』は、殺人ののち育った修道院兼教護院へ戻る青年・朧を描く小説である。信仰の場に身を置きながら暴力と冒涜へ傾く朧の姿を通して、救済への希求と破壊衝動がせめぎ合う世界を描く。
修道院へ戻った朧の暴走が、信仰と暴力の緊張をあらわにする。
信仰と冒涜暴力救済への希求孤立欲望と逸脱虚無
『ブエノスアイレス午前零時』は藤沢周の小説である。温泉旅館のダンスホールを舞台に、盲目の老嬢と孤独な青年が踊る一夜を幻想的に描き、第119回芥川龍之介賞を受賞した。
温泉旅館のダンスホールで交わる二人の孤独を描く。
146ページ
タンゴ孤独幻想