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第45回(2013年) 受賞受賞作: 太陽
太陽が核融合で金を生むのではないかという発想から始まり、赤ちゃん工場や新宿のデリヘル、パリの蚤の市、インドの湖畔へと視点を飛ばしながら、人類の欲望と終末を描く。新潮新人賞受賞作と対になる一篇を併録したデビュー小説集の表題作。
やがて人類は不老不死を実現する。その先に待つのは希望か、悪夢か――。
230ページSF欲望不老不死太陽終末世界規模
上田 岳弘
うえだ たかひろ
Ueda Takahiro
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1979-02-26 (兵庫県明石市)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
経歴
- 職業
- 小説家
- 活動期間
- 2013年〜
- 所属
- 日本SF作家クラブ(会員、2023年〜)
- 所属団体
- 日本SF作家クラブ
- 影響を受けた人物
- 村上春樹, ガブリエル・ガルシア=マルケス, カート・ヴォネガット
- ノミネート
- 第27回三島由紀夫賞候補(太陽), 第152回芥川龍之介賞候補(惑星), 第154回芥川龍之介賞候補(異郷の友人), 第38回野間文芸新人賞候補(異郷の友人), 第39回野間文芸新人賞候補(塔と重力), 第40回織田作之助賞候補(最愛の)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 早稲田大学法学部 | 法学部 | 法学科 | 学士(法学) | — | 日本 |
早稲田大学法学部
法学部
/ 法学科
学位:
学士(法学)
国:
日本
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013 | 新潮新人賞 | 太陽 | — | 新潮社 | 受賞 |
| 2015 | 三島由紀夫賞 | 私の恋人 | — | 三島由紀夫賞選考委員会 | 受賞 |
| 2018 | 芸術選奨文部科学大臣新人賞 | 塔と重力 | — | 文化庁 | 受賞 |
| 2019 | 芥川龍之介賞 | ニムロッド | — | 芥川賞選考委員会 | 受賞 |
| 2022 | 川端康成文学賞 | 旅のない | — | 川端康成文学賞選考委員会 | 受賞 |
| 2024 | 島清恋愛文学賞 | 最愛の | — | 島清恋愛文学賞選考委員会 | 受賞 |
新潮新人賞
2013
対象作品:
太陽
主催:
新潮社
結果:
受賞
三島由紀夫賞
2015
対象作品:
私の恋人
主催:
三島由紀夫賞選考委員会
結果:
受賞
芸術選奨文部科学大臣新人賞
2018
対象作品:
塔と重力
主催:
文化庁
結果:
受賞
芥川龍之介賞
2019
対象作品:
ニムロッド
主催:
芥川賞選考委員会
結果:
受賞
川端康成文学賞
2022
対象作品:
旅のない
主催:
川端康成文学賞選考委員会
結果:
受賞
島清恋愛文学賞
2024
対象作品:
最愛の
主催:
島清恋愛文学賞選考委員会
結果:
受賞
受賞・候補エディション
新潮新人賞
1回登壇
三島由紀夫賞
1回登壇
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第28回(2015年) 受賞受賞作: 私の恋人
旧石器時代から現代へと転生を重ねる「私」が、理想の恋人を求めて人類史の時間を横断する。神話、歴史、現代社会を大胆につなぎ、恋という想念を軸に文明と個人の存在を描く長篇小説。
十万年の時間を越えて、私の恋人を探す旅が続く。
126ページ転生人類史恋愛神話文明
芥川龍之介賞
1回登壇
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受賞作: ニムロッド
仮想通貨の採掘会社で働く中本哲史は、小説家の夢を諦めた同僚・荷室仁、そして恋人の田久保紀子と関わりながら、情報化した世界で個であり続けることの意味を見つめていく。ビットコイン、生命、言葉、神の不在をめぐる思索的な小説。
あらゆるものが情報化する時代に、個であることの輪郭が静かに揺らいでいく。
136ページ仮想通貨情報社会個と全体創作の挫折現代の不安
川端康成文学賞
1回登壇
-
第46回(2022年) 受賞受賞作: 旅のない178ページ
島清恋愛文学賞
1回登壇
-
第30回(2023年) 候補
作品
代表作
太陽・惑星
2014年 短篇小説デビュー短編集。短編「太陽」「惑星」などを収録し、現実と観念的想像力が交錯する作風を示す。
孤独想像力現実と観念
私の恋人
2015年 小説(長編)恋愛を主題に、観念的な発想と現実の感情を織り交ぜて描いた長編。三島由紀夫賞受賞作。
恋愛関係性観念と現実
映像化・舞台化
- [舞台] 私の恋人(舞台) / 渡辺えり (2019)
異郷の友人
2016年 小説異郷性や他者性を巡る短編・中編を収めた作品集。芥川賞候補にもなった作品を含む。
異郷他者孤独
塔と重力
2017年 小説観念的なモチーフを用いながら複数の物語を編む作品。舞台化(『肉の海』)も行われた。
塔重力観念
映像化・舞台化
- [舞台] 肉の海 / 渡辺えり (2018)
ニムロッド
2019年 小説芥川龍之介賞受賞作。孤独や喪失、人間の内面を掘り下げる短編・中編を含む。
孤独喪失記憶
キュー
2019年 長編小説『新潮』とYahoo! JAPANで連載された長編。現代的な文体と構成実験が特徴。
時間アイデンティティ構成実験
旅のない
2021年 短篇集多様な短編を収めた作品集。川端康成文学賞受賞作を含む。
旅不在関係性
最愛の
2023年 小説恋愛と喪失を主題にした長編。島清恋愛文学賞受賞。
恋愛喪失記憶
全著作
- 太陽・惑星
- 私の恋人
- 異郷の友人
- 塔と重力
- ニムロッド
- キュー
- 旅のない
- 引力の欠落
- 最愛の
- K+ICO
- 多頭獣の話
- 関係のないこと
翻案
- 肉の海(『塔と重力』より)
- 私の恋人(舞台)
- 2020(上田岳弘脚本の舞台)
作風・主題
- 文体
- 観念的・象徴的な文体新超越派(松浦寿輝による命名)純文学とSFを横断する作風
- 頻出モチーフ
- 塔重力孤独恋愛時間機械
評価・遺産
受賞歴を重ねる現代日本の注目作家。純文学とSFの要素を織り交ぜる作風や観念的なイメージの強さで評価されている。舞台化などメディアミックスも展開している。
関連学会
- 日本SF作家クラブ
大衆文化への影響
- 舞台化による演劇上演
引用
-
卑近な現実から離陸して、観念の高みまで想像力を飛ばそうという意気込みが感じられ
出典: 朝日新聞(松浦寿輝と鴻巣友季子の対談) (2016年)
豆知識
- 早稲田大学法学部出身
- 法人向けソリューションメーカーの立ち上げに参加し、役員を務めた経歴がある
- デビュー作「太陽」で新潮新人賞を受賞(2013年)
- 『GRANTA』日本語版の「Best of Young Japanese Novelists 2016」に選出された
- 日本SF作家クラブに2023年加入