Japanese Literary Awards

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文藝賞 ぶんげいしょう

Edition 46 (2009)

中編長編

Winners

2 people
大森兄弟 おおもり きょうだい 受賞

離婚した父が残していった黒い犬と暮らす中学生の「僕」は、犬とともに公園の茂みで得体の知れない肉を見つける。犬、同級生のサダ、家族との関係が絡み合うなか、少年の悪意と不安が濃い匂いをともなって立ち上がる。

犬が茂みの奥から掘り出す「肉」をめぐって、少年たちの日常は不穏な輪郭を帯びていく。

152 pages
少年期犬友情家族悪意不穏さ
藤代泉 ふじしろ いずみ 受賞

北海道から上京して新入社員となった理倫は、同僚の在日コリアン、ソンウと親しくなる。深いことを考えずに人と付き合ってきた理倫は、ソンウが抱える出自とアイデンティティの問題に触れ、二人の間にあった見えない境界と自分の無自覚に向き合うことになる。

親しい二人のあいだにある見えない境界を、友情の時間から見つめる青春小説。

156 pages
在日コリアンのアイデンティティ友情と対話見えない境界無自覚と孤独