日本の文学賞

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ファンタジア大賞 ふぁんたじあたいしょう

第3回(1991年)

長編小説ライトノベル

受賞者

6名
秋田禎信 準入選

『鬼の話』としてファンタジア長編小説大賞で準入選となり、改稿・改題後に『ひとつ火の粉の雪の中』として刊行された秋田禎信のデビュー作。鬼の血をひく少女と、鬼を斬る宿命を背負う修羅の男が旅に出る和風ファンタジーである。

鬼と修羅、相容れないはずの二人が雪の中から旅を始める。

276ページ
和風ファンタジー宿命デビュー作
大林憲司 準入選

延暦十二年の東北を舞台に、大和朝廷と蝦夷の戦いへ呪禁道士隊が投入される歴史ファンタジー。父をカムイに殺された徳紅明は復讐心を抱いて戦地へ向かうが、蝦夷の暮らしに触れるうちに征伐の意味を問い直していく。

蝦夷征伐の戦場で、呪禁道士は復讐と疑念のはざまに立つ。

305ページ
歴史ファンタジー蝦夷呪禁道復讐戦争への疑念
葛西伸哉 佳作
戦国異形軍記

葛西伸哉によるファンタジア長編小説大賞佳作作。戦国期を思わせる題名に、異形の存在や軍記物の語りを重ねた作品として受賞歴に残る。

戦国の軍記と異形の想像力が交差する受賞作。

戦国異形軍記公募新人賞
神理真 佳作
見知らぬ世界の友よ

神理真によるファンタジア長編小説大賞佳作作。題名は、異世界や未知の場所で出会う友との関係を中心にした物語を想起させる。

未知の世界にいる友へ向けられた想像力の物語。

異世界友情公募新人賞ファンタジー
原山可奈 佳作
空が遠ざかったあと

原山可奈によるファンタジア長編小説大賞佳作作。空との距離を題名に置くことで、喪失感や世界の変化を含んだ叙情的なファンタジーを思わせる。

遠ざかる空を見つめる、叙情的な受賞作。

喪失叙情ファンタジー
すずきしんじ 努力賞
村立文化魔術大学 -∞プログラム

すずきしんじによるファンタジア長編小説大賞努力賞作。文化、魔術、大学という語を組み合わせ、学園的な場と魔法的な制度を重ねる発想がうかがえる。

村立の大学を舞台に、文化と魔術が重なり合う。

魔術大学学園公募新人賞