ファンタジア大賞 ふぁんたじあたいしょう
第37回(2024年)
長編小説ライトノベル
受賞者
4名
夜迎樹
大賞
召喚獣との関係が常識からずれていく学園ファンタジー。異形の存在と主人公の距離感が、疑念と親密さを同時に生む。
学園の日常に、異形の召喚獣との奇妙な共同生活が割り込んでくる。
328ページ
ライトノベル学園召喚ファンタジー
ショーン田中
金賞
危ういほど自意識の強い語り手が、空想とゲーム性のあいだで世界認識を壊していくライトノベル。滑稽さと不穏さが同居する。
大げさな自己演出が、物語全体の不穏な歪みを強めていく。
312ページ
ライトノベル自意識ゲーム的世界不穏
右弍沙節
銀賞
王道の剣と祈りのモチーフを、軽妙さと抑制された切実さのあいだで組み立てるファンタジー。善悪の輪郭をすぐには決めない。
剣と祈りが、素朴な英雄譚を少しずつずらしていく。
328ページ
ライトノベル剣祈り英雄譚
八火照
橘公司特別賞
デジタルとディストピアの語彙を織り込みながら、対立する世界の接点を追うライトノベル。構造の硬さと疾走感が同時に立つ。
クラウドとスレッドの語感が、そのまま世界設定の緊張を支える。
342ページ
ライトノベルディストピアデジタル対立