歴程賞(旧・藤村記念歴程賞) とうそんきねんれきていしょう
一九九〇年という時代を複眼的に捉える連作詩集。社会の揺らぎと個人の漂泊感を、硬質で思索的な言葉によって描き出す。
漂う時代の手触りを、複眼的な詩の連なりとして刻む。
眞鍋呉夫の句集で、生と死を見つめる視線に幻想性と重層的な意味が重なる。雪女という民俗的イメージを響かせながら、俳句の短さに濃い陰影を宿す。
雪女の影をまとい、生と死の境を凝視する句集。