芸術選奨文部科学大臣新人賞 げいじゅつせんしょうもんぶかがくだいじんしんじんしょう
第70回(2020年)
演劇映画音楽舞踊文学美術放送大衆芸能芸術振興評論等メディア芸術美術A美術B評論
受賞者
11名
瀬戸山美咲
受賞
THE NETHER
仮想空間「ネザー」を舞台に、欲望と倫理の境界をえぐる近未来の戯曲。
人々が欲望を許される仮想世界で、倫理の危うさが露わになる。
演劇仮想現実倫理近未来
白石和彌
受賞
凪待ち
ギャンブルから足を洗い、石巻でやり直そうとする男の再起が、やがて不穏な事件にのみ込まれていく映画。
再起を誓ったろくでなし男が、不条理な運命に翻弄される。
映画再生サスペンス家族
佐藤俊介
受賞
オランダ・バッハ協会管弦楽団演奏会
佐藤俊介が音楽監督を務めるオランダ・バッハ協会管弦楽団の来日公演。
古楽の第一線にある演奏団体の日本公演として評価された。
音楽古楽演奏会来日公演
秋元康臣
受賞
白鳥の湖
新国立劇場版『白鳥の湖』の上演成果。古典の格調を保ちながら、現代的な舞台美術で踊りの密度を高めたバレエ。
格調の高さはそのままに、洗練された色彩感覚が印象に残る。
バレエ古典新国立劇場舞踊
宮内悠介
受賞
遠い他国でひょんと死ぬるや
映画監督白石和彌の成果として評価された、石巻を舞台にした再生と崩壊の物語。
小さな綻びが積み重なり、やがて取り返しのつかないことが起きる。
映画石巻再生暴力
宮永愛子
受賞
高松市美術館での個展に合わせて編まれた、宮永愛子の作品集・展覧会図録。
舟を漕ぐ方法を意味する「漕法」を手がかりに、変化し続ける世界を見つめる。
128ページ
現代美術展覧会図録瀬戸内時間
岡野真紀子
受賞
虐待事件の裁判に補充裁判員として関わった女性が、家庭の光と影を見つめ直す心理サスペンス。
最愛の娘を殺した母親は、私かもしれない。
424ページ
家族心理サスペンス裁判虐待
江戸家小猫
受賞
花形演芸会
国立劇場で続く花形演芸会の成果として評価された、落語や漫才を含む演芸公演。
新しい演芸の担い手を示す定期公演として続く。
演芸落語寄席舞台
高山明
受賞
Jアートコールセンター
あいちトリエンナーレの騒動を背景に、高山明が立ち上げた対話のためのアートプロジェクト。
電話対応そのものを作品化し、対話の場を開いた。
現代美術対話社会プロジェクト