伊藤整文学賞 いとうせいぶんがくしょう
山形の町を舞台に、戦後史、犯罪、性、宗教、地域共同体の歪みが巨大な物語として噴き上がる長編。複数の出来事が同時多発的に絡み、地方都市の闇を描き出す。
町そのものが、隠された歴史と欲望を語り始める。
補陀落渡海と観音信仰を手がかりに、東アジアの宗教文化を旅する評論。死と救済、女性性、シャーマニズム、キリスト教との交差をたどる。
海の彼方の浄土をめざす信仰から、救済の想像力を読み解く。