日本の文学賞

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伊藤整文学賞 いとうせいぶんがくしょう

第16回(2005年)

小説評論

受賞者

2名
笙野頼子 しょうの よりこ 受賞

『金毘羅』は、笙野頼子が自伝的要素と奇想を交錯させ、神仏、土地、身体、国家への違和を一代記の形で押し広げる長編である。私小説の枠を借りながら、現実と霊的な想像力が激しく混ざり合う。

野生の金毘羅へ向かう、笙野頼子の奇想と私小説の代表作。

358ページ
私小説神仏土地身体幻想
富岡多恵子 とみおか たえこ 受賞

井原西鶴を、商都大坂の経済、遊里、世間の感情が交差する場所から読み直す評論。伝記的な輪郭が乏しい作家の姿を、作品の行間と同時代資料から立ち上げ、浮世草子の作者としての西鶴像を更新する。

西鶴が生きた時代と場所を臨場感豊かにたどる、評伝的評論の代表作。

257ページ
井原西鶴近世文学大坂評伝欲望と世間