日本の文学賞

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泉鏡花文学賞 いずみきょうかぶんがくしょう

第29回(2001年)

文学賞小説戯曲

受賞者

2名
久世光彦 くせ みつひこ 受賞

芥川龍之介、菊池寛、小島政二郎を思わせる作家たちをモデルに、大正期の文壇と青春の終わりを日録の形式でたどる長篇。華やぎと翳りが同居する時代の空気を、久世光彦らしい哀惜と美意識で描く。

去りゆく大正の時間を、文士たちの青春とともに書き留める。

379ページ
大正文壇青春の終わり作家の肖像追憶
笙野頼子 しょうの よりこ 受賞

森茉莉を「森娘」として活字の森に呼び出し、語り手の作家がそのイメージに翻弄されながら向き合う幻想的な小説。文学上の死者との遭遇を、猫、森、言葉の迷宮を通じて変奏する。

死者は本の中で転生し、作家は活字の森でその声に出会う。

267ページ
森茉莉幻想文学作家と死者言葉の迷宮