日本の文学賞

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泉鏡花文学賞 いずみきょうかぶんがくしょう

第39回(2011年)

文学賞小説戯曲

受賞者

2名
瀬戸内寂聴 せとうち じゃくちょう 受賞

『風景』は、瀬戸内寂聴が自身の記憶と半生をもとに書いた自伝的短編小説集。安吾賞受賞を契機に昔の恋がよみがえる「デスマスク」や、得度を目前にした心の揺れを語る作品など、老いと記憶、愛の痕跡を静かに見つめる。

老いの現在から、消えない愛と記憶の風景を振り返る自伝的小説集。

200ページ
自伝的小説老い記憶
夢枕獏 ゆめまくら ばく 受賞

元禄の世を舞台に、釣り指南書『何羨録』を著した津軽采女を中心として、釣りに憑かれた武士や町人たちの交わりを描く時代小説。生類憐みの令の時代に、釣ること、待つこと、生きることがゆるやかに重なっていく。

竿を出す時間の奥に、江戸の人びとの執念と解放が見えてくる。

319ページ
江戸時代釣り生類憐みの令趣味と執念時代小説