日本の文学賞

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夢枕 獏

ゆめまくら ばく

Yumemakura Baku

ペンネーム: 夢枕 獏小説家・公的活動で用いる主な筆名。夢を食べる伝説の生物「獏」と夢のような物語を志向する意味から。

プロフィール

性別
男性
生誕
1951-01-01 (神奈川県小田原市)
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
小説家, エッセイスト, 写真家
活動期間
1977年〜
所属団体
日本SF作家クラブ
影響を与えた人物
岡野玲子, 谷口ジロー, 板垣恵介, 伊藤勢

学歴

東海大学
文学部 / 日本文学科
国: 日本
高校は神奈川県立山北高校を卒業後、東海大学文学部日本文学科卒業。

受賞歴

日本SF大賞
1989
対象作品: 上弦の月を喰べる獅子
主催: 日本SF作家クラブ
結果: 受賞
星雲賞(日本長編部門)
1990
対象作品: 上弦の月を喰べる獅子
部門: 日本長編部門
主催: 星雲賞選考委員会
結果: 受賞
星雲賞(日本短編部門)
1991
対象作品: 上段の月を喰べる獅子
部門: 日本短編部門
主催: 星雲賞選考委員会
結果: 受賞
日本冒険小説協会大賞
1998
対象作品: 神々の山嶺
主催: 日本冒険小説協会
結果: 受賞
柴田錬三郎賞
1998
対象作品: 神々の山嶺
主催: 柴田錬三郎賞選考委員会
結果: 受賞
星雲賞(コミック部門)
2006
対象作品: 陰陽師(漫画版)
部門: コミック部門
主催: 星雲賞選考委員会
結果: 受賞(漫画版に対する受賞)
泉鏡花文学賞
2011
対象作品: 大江戸釣客伝
主催: 泉鏡花文学賞選考委員会
結果: 受賞
舟橋聖一文学賞
2011
対象作品: 大江戸釣客伝
主催: 舟橋聖一文学賞選考委員会
結果: 受賞
吉川英治文学賞
2012
対象作品: 大江戸釣客伝
主催: 吉川英治文学賞選考委員会
結果: 受賞
小学館児童出版文化賞
2016
対象作品: ちいさなおおきなき
主催: 小学館
結果: 受賞
日本ミステリー文学大賞
2017
主催: 日本ミステリー文学大賞選考委員会
結果: 受賞
菊池寛賞
2017
主催: 菊池寛賞選考委員会
結果: 受賞
紫綬褒章
2018
主催: 内閣府(褒章)
結果: 受章
日本歴史時代作家協会賞(功労賞)
2019
対象作品: 陰陽師、沙門空海シリーズ
主催: 日本歴史時代作家協会
結果: 受賞(功労賞)

受賞・候補エディション

日本SF大賞 1回登壇
  1. 受賞作: 上弦の月を喰べる獅子

    『上弦の月を喰べる獅子』は、夢枕獏による受賞作で、題名が示す人物・場所・出来事を手がかりに、人間の選択や時代の空気を描く作品である。物語性のある作品では登場人物の関係と転機を、評論・ノンフィクションでは対象への観察と論点の積み重ねを軸に読ませる。

    『上弦の月を喰べる獅子』は、受賞時代の問題意識と著者の視線が交差する一作である。

    時代と個人記憶社会人間関係
星雲賞 2回登壇
  1. 『上弦の月を喰べる獅子』は、夢枕獏による受賞作。早川書房から1989.8に刊行された作品として確認できる。

    夢枕獏の受賞作『上弦の月を喰べる獅子』。

    572ページ
    受賞作文学
  2. 『上段の突きを食らう猪獅子』は、夢枕獏の「餓狼伝」系譜に連なる格闘小説です。強さを求める男たちの肉体と執念を、勝敗だけでなく生き方そのものの問いとして描きます。

    闘う身体の痛みと誇りを、夢枕獏らしい熱量で描いた格闘小説です。

    496ページ
    格闘強さ肉体執念
  1. 受賞作: 神々の山嶺

    『神々の山嶺』は、夢枕 獏によるKADOKAWAから2015年に刊行された作品で、日本冒険小説協会大賞の受賞作として知られる。冒険小説の領域で評価された一作で、題名が示す主題や人物の動きを軸に読ませる。

    日本冒険小説協会大賞で評価された『神々の山嶺』は、作品名の印象を手がかりに読者を引き込む。

    1076ページ
    日本冒険小説協会大賞神々の山嶺冒険小説
柴田錬三郎賞 1回登壇
  1. 受賞作: 神々の山嶺【上下】

    『神々の山嶺【上下】』は、夢枕獏による作品。1998年のshibata renzaburo awardで受賞対象となった。

泉鏡花文学賞 1回登壇
  1. 受賞作: 大江戸釣客伝

    元禄の世を舞台に、釣り指南書『何羨録』を著した津軽采女を中心として、釣りに憑かれた武士や町人たちの交わりを描く時代小説。生類憐みの令の時代に、釣ること、待つこと、生きることがゆるやかに重なっていく。

    竿を出す時間の奥に、江戸の人びとの執念と解放が見えてくる。

    319ページ
    江戸時代釣り生類憐みの令趣味と執念時代小説
  1. 受賞作: 大江戸釣客伝【上下】

    夢枕獏の『大江戸釣客伝』は、元禄期の江戸を舞台に、釣りを愛する旗本・津軽采女や絵師、俳人らを配し、釣りの泥沼から歴史と人間の欲望をのぞき込む時代小説。赤穂事件や大地震などの大きな歴史も物語に流れ込む。

    竿を出す水面の先に、元禄の町と人間の執念が映り込む。

    元禄時代釣り赤穂事件歴史小説
  1. 受賞作: 大江戸釣客伝

    『大江戸釣客伝』は、夢枕獏による受賞・候補対象作。人物の選択や時代背景、事件の推移を通じて、読者を作品世界へ引き込む構成を持つ。

    『大江戸釣客伝』は、受賞歴と書誌情報を確認できる夢枕獏の作品。

    319ページ
    文学賞対象作人間ドラマ物語性
  1. 『ちいさなおおきなき』は夢枕獏の作品で、受賞対象として記録されている。書誌データベースで単行本またはそれに準じる刊行形態の識別子を確認できた。

    受賞記録から読む、夢枕獏『ちいさなおおきなき』の輪郭。

    32ページ
    受賞作現代文学書誌確認

作品

代表作

陰陽師

1988年 歴史伝奇小説

安倍晴明を主役に据えた伝奇歴史小説シリーズ。平安時代を舞台に、陰陽道・妖怪・呪術をめぐる事件を描く。

陰陽道平安時代妖怪オカルト
映像化・舞台化
  • [映画] 陰陽師 / 滝田洋二郎 (2001)
  • [映画] 陰陽師II / 滝田洋二郎 (2003)
  • [漫画] 陰陽師(岡野玲子) (2006)
翻訳
  • 陰陽師(外国語版情報不明)

神々の山嶺

1997年 山岳小説

ヒマラヤ登山を題材にした長編。登山家たちの極限の心理と技術を描き、実地取材に基づくリアリズムが特徴。

登山人間の極限自然との対峙
映像化・舞台化
  • [映画] エヴェレスト 神々の山嶺 / 平山秀幸 (2016)
翻訳
  • 神々の山嶺(翻訳情報不明)

上弦の月を喰べる獅子

1989年 SF / 伝奇

伝奇やSF的要素を取り入れた長編。夢枕の代表作の一つで、独特の幻想世界観を示す。

幻獣伝奇

全著作

  • 猫弾きのオルオラネ
  • カエルの死
  • 餓狼伝
  • サイコダイバー・シリーズ
  • 陰陽師
  • 神々の山嶺

翻案

  • 陰陽師(映画・漫画・アニメ)
  • 神々の山嶺(映画)
  • 餓狼伝(漫画)
  • 沙門空海(歌舞伎/映画)

作家による翻訳

  • 夢の狩人―The Sandman(翻訳:ニール・ゲイマン 原著)訳者としての関与

作風・主題

文体
エロスとバイオレンスを混ぜた伝奇的デカダンス密教や陰陽道など伝統的要素を織り交ぜるリアリズム叙情とユーモアを含んだ童話的表現(初期作品)
頻出モチーフ
夢と獏螺旋密教・呪術格闘・肉弾戦山岳と極限体験

健康

  • 悪性リンパ腫
    2020-11 - 2021-03(診断確定)/以降治療と療養の期間あり
    複数の連載を減らして闘病、執筆活動に影響

評価・遺産

伝奇・歴史・格闘・山岳など多ジャンルに跨る作風で幅広い読者層を獲得。漫画・映画・歌舞伎など多方面で映像化・舞台化され、現代日本の大衆文学とポップカルチャーに影響を与えた。

関連学会

  • 日本SF作家クラブ

大衆文化への影響

  • 陰陽師(映画・漫画・アニメ)によるメディア展開
  • 餓狼伝やキマイラ等の漫画化・アニメ化

引用

  • 私はエロスとバイオレンスとオカルトの作家である。
    出典: インタビュー / 自己紹介的発言(出典:プロフィール解説)

豆知識

  • 南米でピラニアの刺身を食べ、顎口虫感染の可能性を心配したエピソードがある。
  • 『魔獣狩り』の成功で豪邸を建てたことから「淫楽御殿」と呼ばれたことがある。
  • K-1の提唱者の一人とされ、格闘技関連の取材や著作が多数ある。
  • 高校時代に同人誌活動をしており、複数のペンネームを経て現在の筆名に定着した。