日本の文学賞

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講談社児童文学新人賞 こうだんしゃじどうぶんがくしんじんしょう

第3回(1962年)

児童文学

受賞者

5名
須知徳平 すち とくへい 受賞

少年少女向けの長編推理小説。身近な空間にひそむ謎を、子どもの視点からたどり、冒険心と推理の楽しさを合わせて読ませる。

日常の場所が、少年少女の目には不思議な事件の入口になる。

264ページ
児童文学推理冒険少年少女日常の謎
米沢幸男 よねざわ ゆきお 受賞
少年オルフェ

ギリシア神話の響きを帯びた題名を持つ児童文学作品。少年の心の動きと成長を、詩情のある物語として描き、冒険と内面の揺れを重ねている。

少年の旅と心の変化が、神話的な余韻をもって語られる。

168ページ
児童文学成長冒険神話的想像力少年
那須田稔 なすだ みのる 佳作

少年たちの船出を題名に掲げる長編児童小説。新しい世界へ踏み出す期待と不安を、仲間との関係や冒険の高まりのなかで描く。

出航は、少年たちが自分の世界を広げていく合図になる。

277ページ
児童文学船出友情冒険成長
足立俊 あだち しゅん 佳作
川をはさんだ二つの国の物語

川を境に向かい合う二つの国を題材にした児童向け物語。境界、違い、交流をめぐる想像力を通じて、子どもにも届く寓話的な世界を形づくる。

一本の川が、隔たりであると同時に出会いの場所にもなる。

児童文学境界交流寓話
向山武直 むこやま たけなお 佳作
ころりん山ところの話

昔話の響きを持つ題名の児童向け物語。山や土地に根ざした語り口で、子どもに親しみやすい民話的な世界を描いた作品と考えられる。

山の名を思わせる題名が、素朴な語りの世界へ読者を誘う。

児童文学民話性物語子ども