日本の文学賞

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野間文芸賞 のまぶんげいしょう

第13回(1960年)

純文学小説戯曲評論

受賞者

2名
安岡章太郎 やすおか しょうたろう 受賞

精神を病み海辺の病院に入院している母を、息子の信太郎が父とともに見舞う九日間を描く。母の死に向き合う現在と、戦後の窮乏や家族の記憶が重なり、親子の愛憎と虚無感が静かな緊張の中に浮かび上がる。

母の死を見守る九日間が、家族の記憶と戦後の空白を照らし出す。

336ページ
母の死家族の相克戦後の記憶虚無第三の新人
小説家
大原富枝 おおはら とみえ 受賞

土佐藩家老・野中兼山の娘として生まれ、政争のため幼くして一族と幽閉された婉の生を描く歴史小説。赦免までの長い年月の中で、愛する者たちの破滅を見つめながら、自尊と情念を失わずに生きる女性像が鮮やかに刻まれる。

幽閉の歳月を耐え抜く女の誇りと哀しみを、鮮烈な筆で描く。

330ページ
野中兼山幽閉女性の自尊歴史小説土佐藩
小説家