日本の文学賞

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小川未明文学賞 おがわみめいぶんがくしょう

第1回(1992年)

児童文学

受賞者

3名
浜祥子 はま しょうこ 大賞

『おじいさんのすべり台』は、浜祥子による児童文学である。良太は、おじいさんの姿が消えたあとも残るすべり台を見つめ、長く生きた木の年輪のように、大きな命のつながりの中にいることを感じていく。

すべり台に残る記憶が、少年を大きな命のうずへ導く。

120ページ
児童文学記憶命の継承
小倉明 おぐら あきら 優秀賞

『パン焼きコンクール』は、小倉明の『トレモスのパン屋』に収められた児童文学作品である。連続優勝を誇るパン職人ポルトの店の前に似たパン屋が開き、競争心と不安から物語が動き出す。

町一番のパン屋の前に現れた新しい店が、職人の心を揺らす。

109ページ
児童文学職人競争
井上夕香 いのうえ ゆか 優秀賞

『魔女の子モッチ』は、井上夕香によるファンタジー児童文学である。大フクロウに育てられた少女モッチは、伝説の鳥ピョールルに乗って砂漠のオアシスへ向かい、人間の世界の幸福と恐れの両方に出会う。

魔女の子と呼ばれる少女が、オアシスの村で人間の幸福と孤独に触れる。

139ページ
児童文学ファンタジー異端と受容