黒木三千代の第三歌集。同人誌や新聞に発表した短歌をまとめ、昭和前期の子ども時代の記憶、社会へのまなざし、日常にひそむ心理の陰影を、独自の抒情として編んでいる。
子ども時代の記憶、社会への視線、心の陰影を、広い振幅で詠む歌集。
248ページ
記憶子ども時代社会内面短歌
『荊棘(おどろ)』は、中村和弘の第四句集。自然災害や感染症が影を落とす時代を背景に、人間の側の事情に回収されない動植物や無機物の姿を、鋭く異様な手触りで捉える。
人間の影こそ荊棘夜の秋。
166ページ
現代俳句自然と非人間生と死災厄の時代