作品情報
人間の外側にある存在を、硬質な像として見つめる句集。
ふらんす堂から2024年11月に刊行された中村和弘の句集。CiNii Booksの書誌でISBN 978-4-7814-1708-0、162ページを確認した。日本現代詩歌文学館は本作を第40回詩歌文学館賞の俳句部門受賞作として公表している。
書籍情報
- 出版社
- ふらんす堂
- 発売日
- 2024-12-05
- ページ数
- 166ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 14 x 1 x 20 cm
- ISBN-13
- 9784781417080
- ISBN-10
- 4781417086
- 価格
- 3300 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
◆第四句集 人間の影こそ荊棘夜の秋 地球温暖化による自然災害、さらにコロナ感染拡大と世はまことにおどろおどろしい。 ◆自選十五句 張子の岩は燻銀なり初芝居 深海魚渚に崩れ春暑し 激震の断層に垂れ蚯蚓かな 大凧の骨の刺りし砂丘かな *インドネシアにて 鮫撃つ銛砂に睡らせ梯梧咲く 稲雀大き一羽となりて飛ぶ 夏場所の鬢付油匂いたつ 舟板に蛸の吸盤乾きおり 大寒の畑と磧の境消ゆ 台風のまん中に垂れ自在鉤 鱶吊られどどと夏潮垂らしけり ギリシャの島にて 檸檬のみ巨大なりしよ神の島 掌の現れて菊人形の髪を梳く ランボーも月の輪熊も撃たれたり 海底に白き蟹群れ良夜かな * 栞:堀田季何 装釘:間村俊一 写真:鬼海弘雄
昭和17年1月15日 静岡県に生れる。 昭和36年 上京、シナリオ、広告論等を学ぶ。 昭和43年 田川飛旅子に師事。飛旅子の紹介で加藤楸邨にも学ぶ。 昭和48年 「陸」創刊より平成11年まで編集を担当。 平成8 年 第47回現代俳句協会賞を受賞。 平成12年 平成11年田川飛旅子の逝去により「陸」主宰を継承。 著 書 句集に『蠟涙』『黒船』『中村和弘句集』『東海』等、他共著あり。 現 在 「 陸」主宰、現代俳句協会特別顧問、日本文藝家協会会員
関連する文学賞
- 詩歌文学館賞 第40回(2025年) ・受賞
- 小野市詩歌文学賞 第17回(2025年) ・受賞