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第2回(1966年) 候補受賞作: フランドルの冬576ページ
加賀 乙彦
かが おとひこ
Kaga Otohiko
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1929-04-22 (東京府東京市(芝区三田))
- 死没
- 2023-01-12 93歳
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 宗教
- カトリック(ローマ・カトリック) 1987年受洗
- 居住地歴
- 東京都新宿区大久保(西大久保) → 東京都文京区本郷(仕事場) → 長野県軽井沢町(別荘) → フランス(パリ大学・サンタンヌ病院等での留学・勤務)
経歴
- 職業
- 小説家, 医学者, 精神科医, 教授, 作家
- 活動期間
- 1967年〜2023年
- 所属
- 東京大学(助手、医務部技官など), 東京医科歯科大学(助教授), 上智大学(文学部教授), 日本芸術院, 日本ペンクラブ, 軽井沢高原文庫(館長)
- 所属団体
- 日本芸術院会員, 日本ペンクラブ(理事・副会長歴任), 日本文藝家協会(理事)
- 影響を受けた人物
- ドストエフスキー, 辻 邦生, 遠藤 周作
- ノミネート
- 芥川賞候補(短編『くさびら譚』)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京大学医学部 | 医学部 | 医学科 | 医学士 | 1949–1953 | 日本 |
| 東京大学(大学院・医学系) | 大学院(医学系) | 精神医学・犯罪心理学関連 | 医学博士 | 1953–1960 | 日本 |
| パリ大学(サンタンヌ病院・サンヴナン病院) | — | 精神科関連(臨床研修) | — | 1957–1960 | フランス |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1968 | 芸術選奨文部大臣新人賞(芸術選奨新人賞) | フランドルの冬 | — | 文化庁 | 受賞 |
| 1973 | 谷崎潤一郎賞 | 帰らざる夏 | — | 谷崎潤一郎賞選考委員会 | 受賞 |
| 1979 | 日本文学大賞 | 宣告 | — | 日本文学大賞実行委員会 | 受賞 |
| 1986 | 大佛次郎賞 | 湿原 | — | 大佛次郎賞選考委員会 | 受賞 |
| 1998 | 芸術選奨文部大臣賞(芸術選奨) | 永遠の都 | — | 文化庁 | 受賞 |
| 1999 | 日本芸術院賞 | 高山右近 | — | 日本芸術院 | 受賞 |
| 1999 | 井原西鶴賞(第4回) | 高山右近 | — | 井原西鶴賞選考委員会 | 受賞 |
| 2005 | 旭日中綬章 | — | — | 日本政府 | 叙勲 |
| 2007 | 文京区区民栄誉賞 | — | — | 文京区 | 受賞 |
| 2011 | 文化功労者 | — | — | 日本政府 | 顕彰 |
| 2012 | 毎日出版文化賞(企画特別賞) | 雲の都(全5巻) | — | 毎日新聞社 | 受賞 |
| 2016 | 歴史時代作家クラブ賞(特別功労賞) | — | — | 歴史時代作家クラブ | 受賞 |
受賞・候補エディション
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第18回(1968年) 受賞受賞作: フランドルの冬
フランドル地方の精神病院で働く日本人医師を通じ、異国の閉塞感、狂気と正気の境界、孤独を描く長編小説。著者自身の留学経験を背景に、人間存在の不安を重く掘り下げる。
フランドルの冬は、加賀乙彦の表現を長編小説として伝える作品。
576ページ精神医学異国孤独
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第18回(1968年) 受賞受賞作: フランドルの冬
フランドル地方の精神病院で働く日本人医師を通じ、異国の閉塞感、狂気と正気の境界、孤独を描く長編小説。著者自身の留学経験を背景に、人間存在の不安を重く掘り下げる。
フランドルの冬は、加賀乙彦の表現を長編小説として伝える作品。
576ページ精神医学異国孤独
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第9回(1973年) 受賞受賞作: 帰らざる夏
『帰らざる夏』は、加賀乙彦による文学作品。1973年の受賞作として、題材を絞り込んだ表現と、人物や土地、時代の手触りを読者に残す構成が評価された。
帰らざる夏は、限られた形式の中に時代と人の気配を刻む作品。
637ページ人間心理時代性土地
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第11回(1979年) 受賞受賞作: 宣告
『宣告』は加賀乙彦による作品で、1979-1回の受賞作として位置づけられる。
『宣告』は、加賀乙彦の表現と受賞当時の文学的関心を伝える作品である。
文学賞人物時代
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第13回(1986年) 受賞受賞作: 湿原 上・下
加賀乙彦が学生運動の時代を背景に、思想、罪、信仰、孤独を抱える人びとの生を大きな構図で描いた長編小説。時代の熱気と個人の内面が交差し、社会の変動に揺れる人間像を重層的に見せる。
時代のうねりの中で、人は何を信じ、何に傷つきながら生きるのかを問う大作。
542ページ学生運動戦後社会信仰と罪孤独歴史と個人
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第48回(1998年) 受賞受賞作: 永遠の都
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第55回(1999年) 受賞受賞作: 作家としての業績
「作家としての業績」は加賀 乙彦による芸術上の業績です。単行本、文庫、短編集として確実に対応する識別子は確認できませんでした。
芸術上の業績として受賞歴を持つ「作家としての業績」。
芸術上の業績受賞作
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第66回(2012年) 特別賞受賞作: 雲の都
加賀乙彦の自伝的大河小説で、『永遠の都』に続く一族と時代の物語。昭和初期から世紀末にいたる社会の変転を、小暮悠太と家族の歩みを通して描き、戦争、戦後、震災、社会事件が個人の人生へ及ぼす影をたどる。
一族の記憶を通して、昭和から世紀末までの日本を描き切る。
自伝的小説家族史昭和史戦後大河小説
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第5回(2016年) 受賞
作品
代表作
フランドルの冬
1967年 小説加賀のデビュー作にして長篇。異郷的な風景と人物描写を通じて戦後の孤独や人間関係を描く作品群の端緒となった長編。
- フランドルの冬(翻訳情報不詳)
帰らざる夏
1973年 小説戦後世代の心理や記憶を主題にした長篇で、谷崎潤一郎賞受賞作。作家としての評価を確立した作品。
- 帰らざる夏(翻訳情報なし)
宣告
1979年 小説死刑囚の苦悩を精神科医の視点から描いた代表作の一つ。死刑や刑罰の倫理、被告の内面を丹念に描写して高い評価を受けた。
- 宣告(翻訳情報なし)
錨のない船
1982年 小説歴史や人間の運命を描く中篇的側面も持つ作品。英語ほかに翻訳され、漫画化もされた。
- [漫画] 錨のない船(漫画化) / 松本零士 (1991)
- 錨のない船 — 英訳『Riding the East Wind』訳:リービ英雄(講談社インターナショナル 1999年)
湿原
1985年 小説自然と人間の軋轢、記憶と罪を描いた長篇。大佛次郎賞受賞作。
雲の都(全5巻)
2002年 長篇シリーズ長期にわたり執筆された連作長篇。歴史や人間社会を広い視野でとらえた大作で、毎日出版文化賞企画特別賞を受賞。
全著作
- フランドルの冬(1967)
- 風と死者(1969)
- 文学と狂気(1971)
- 帰らざる夏(1973)
- 宣告(1979)
- 錨のない船(1982)
- 湿原(1985)
- 永遠の都(1997)
- 高山右近(1999)
- 雲の都(第1部〜第5部、2002–2012)
- スケーターワルツ(1987)
- 加賀乙彦自伝(2013)
翻案
- 錨のない船 — 松本零士による漫画化(1991年)
作家による翻訳
- アンリ・バリュック著『精神病の治療』(小木貞孝 訳、1956)
- モーリス・メルロ=ポンティ『知覚の現象学』(訳:竹内芳郎・小木貞孝、1967)
作品の翻訳
- 錨のない船 — 英訳『Riding the East Wind』(講談社インターナショナル, 1999)
- 高山右近 — 独訳『Kreuz und Schwert』(Be.bra Verlag, 2006)
作風・主題
- 文体
- 精神医学的視点を取り入れた心理描写歴史と個人を繋ぐ叙述沈着で洞察的な語り口
- 頻出モチーフ
- 生と死罪と贖罪記憶と過去の影宗教と信仰(特にカトリック)
評価・遺産
精神科医としての臨床知見を下地に、死や倫理、記憶といったテーマを深く掘り下げた作家・研究者。文学と精神医学を橋渡しする役割を果たし、死刑制度や尊厳死などの社会的議論にも影響を与えた。
記念館・博物館
- 森鴎外記念館(名誉館長)
- 軽井沢高原文庫(館長) 長野県軽井沢町
関連学会
- 日本芸術院
- 日本文藝家協会
- 日本ペンクラブ
資料所蔵先
- 本郷の仕事場に残された日記(1949–2021、一部を家族所蔵・報道で紹介)
大衆文化への影響
- NHK『こころの時代』などテレビ出演での発言・証言
- 『錨のない船』の漫画化(松本零士)
引用
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僕は執筆に行き詰まると、必ずここに来るんです。すると、不思議なことにとたんに書けるようになる。
出典: 軽井沢ウェブ(インタビュー) (2016年)
豆知識
- 本名は小木貞孝。学術的著作や翻訳では本名表記を用いることがある。
- 58歳(1987年頃)に妻とともにカトリックの洗礼を受ける。
- 長年フィギュアスケートを趣味とし、執筆前に滑る習慣があった。
- 本郷の仕事場に1949年から2021年までの日記が残されていたと報道されている。
- 娘は加賀真帆(QVCのショッピングナビゲーター)