日本の文学賞

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小学館児童出版文化賞 しょうがくかんじどうしゅっぱんぶんかしょう

第29回(1980年)

児童文学絵本童話・文学ノンフィクション

受賞者

3名
今西祐行 いまにし ゆうこう 受賞
光と風と雲と樹と

『光と風と雲と樹と』は、沖縄戦の記憶を子どもの読者へ手渡す児童文学である。自然の光や風、雲や樹木の感触を題名に響かせながら、戦火の中で失われた暮らしと命を見つめ、平和への思いを静かに深めていく。

沖縄の空と樹々の記憶から、戦争が奪ったものを見つめる物語。

142ページ
沖縄戦戦争と平和児童文学記憶の継承自然
香川茂 かがわ しげる 受賞

戦争末期、千葉県の下志津陸軍飛行師団に属した特攻偵察飛行隊を題材に、非情な作戦に向かわされる若い兵士たちを描く児童文学である。青年少尉の視点を通して、空のかなたへ消えていく命と、戦争が奪う未来への痛みを伝える。

高空へ向かう兵士たちの姿を通して、戦争の非情さと失われる若い命を見つめる。

221ページ
戦争児童文学特攻偵察飛行隊若い兵士鎮魂反戦
原田泰治 はらだ たいじ 受賞

原田泰治が故郷の信州へ向けるまなざしを、素朴で詩情のある絵と文章でまとめた画文集。山里、空、大地、人びとの暮らしを通して、ふるさとの記憶と美しさを静かに呼び起こす。

信州の空と大地に育まれた風景を、絵とことばでたどる画文集。

102ページ
信州ふるさと画文集原風景自然と暮らし