日本の文学賞

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小説現代長編新人賞 しょうせつげんだいちょうへんしんじんしょう

第19回(2024年)

小説長編新人

受賞者

2名
朝宮夕 あさみや ゆう 受賞

葬儀関係のプロ集団「株式会社C・F・C」に新入社員の東雲が配属された。事故・事件・自殺など損傷の激しい遺体を専門に扱う「二課」に所属する五人の納棺師たちは、それぞれ深い喪失を抱えながら、遺体を生前の面影に復元する仕事に全力を尽くす。「なぜ命を絶ったのか」「遺された者はどう生きるのか」——死と向き合い続けることで、やがて彼らは明日を生きる微かな光を見出していく。

「どんなに考えても、探しても、人が死んだ理由なんて絶対に見つからないんだよ」

280ページ
納棺師喪失と再生死と向き合う葬儀連作短編
神奈川県横浜市
迂回ひなた うかい ひなた 選考委員特別賞

ある夏の夜、大学生の若梅は仲間との肝試しの帰り道に声をかけられる。「ひさしぶり、梅ちゃん」——それは友人の身体に乗り移った、死んだはずの初恋の人、小梅だった。アルバイトに夏祭り、そしてデート。失った時間を取り戻すように、若梅は彼女とささやかな願いを一つひとつ叶えていく。いつかは身体を返さなくてはいけない、それでも——。「もう一度会いたい」という真っ直ぐな願いが起こす奇跡は、一つじゃない。純度100%のタイムリミット・ラブストーリー。

「いつまでこの身体を借りられるのかな」

256ページ
初恋霊魂乗り移りタイムリミット生と死再会奇跡
新潟県新潟市