田村俊子賞 たむらとしこしょう
木々康子の小説作品。家系や血筋を示す「系譜」を題名に置き、個人の生を一族の記憶や歴史の流れの中で捉える。
一族の流れをたどることは、個人の孤独と選択を見つめることにつながる。
武田百合子が、夫・武田泰淳と過ごした富士山麓の山荘での生活を記した日記文学。家族、犬、食事、天候、死の気配までを克明にとらえ、日常の細部から強い文学的な時間を立ち上げる。
富士山麓の暮らしの細部が、読む者の前で静かに文学へ変わっていく。