日本の文学賞

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谷崎潤一郎賞 たにざきじゅんいちろうしょう

第17回(1981年)

小説戯曲

受賞者

2名
後藤明生 ごとう あきお 受賞

信濃追分に実在した遊女・吉野大夫の痕跡を追う語り手が、墓や過去帳、土地の記憶、文献をたどっていく。小説、随筆、評論が入り混じり、調べる行為そのものが脱線と増殖を重ねていく実験的な長編小説。

吉野大夫の跡を追う旅が、文献と土地の記憶を巻き込みながら迷宮化していく。

236ページ
信濃追分遊女文献探索語りの脱線実験小説
深沢七郎 ふかざわ しちろう 受賞

東北の村を訪れた語り手が、屏風を借りに来る村人、両腕のない仏さまと人形にまつわる奇習へ入り込んでいく表題作を中心とする短編集。土地の伝承、死生観、宿業を、静かな語り口の奥に潜む不穏さとして描く。

両腕のない仏さまと人形をめぐる奇習から、東北の村に潜む生の暗闇が立ち上がる。

247ページ
東北の伝承奇習宿業人形死生観