日本の文学賞

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鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐

本屋大賞

鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐

上橋菜穂子

『鹿の王』は、謎の病と帝国の支配を背景に、戦士ヴァンと医術師ホッサルの道行きを描く長編ファンタジーです。生命、共同体、医学、支配の問題を物語の推進力にしながら、壮大な冒険と人間の回復を重ねています。

ファンタジー疫病共同体

作品情報

病と支配の時代に、人が生き延びる力を問う壮大な物語です。

KADOKAWA から上下巻で刊行。受賞作全体は上下巻構成ですが、bookIdentifiers は代表として上巻『生き残った者』の紙書籍 ISBN を記録し、availability に下巻 ISBN も確認済みであることを明記しました。

レビュー要約

  • 世界設定の厚みと物語の牽引力を評価する反応が多く、医学的な視点と冒険小説としての読みやすさが支持されています。長大な作品のため、情報量の多さを重く感じる読者もいます。

書籍情報

出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2014-09-24
ページ数
568ページ
言語
日本語
サイズ
13.8 x 2.8 x 19.5 cm
ISBN-13
9784041018880
ISBN-10
4041018889
価格
1600 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

2015年本屋大賞受賞! 強大な帝国から故郷を守るため、死兵となった戦士団<独角>。その頭であったヴァンは、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。 その隙に逃げ出したヴァンは幼い少女を拾うが!?

レビュー

  • I'm exciting!

    It's interesting. I'll provide adveice to read in the daytime. If you read this novel from the evening, you're sure to read it to stay up late all night.

  • 良かったです

    世界観がしっかりと作り込まれていて久しぶりに良い作品に出会った気がします。

  • 購入できて、 感 謝。

    ふと、本屋大賞の過去の作品が かになりました。 そこで、 調べたところ、 比較的新しい 受賞作の、本作品が 入手したく なりましたけど、 コンディションが良いし、 帯もついてまして、 満足しております。 取引きできて嬉しいです。 ありがとうございました。 【笑】

  • 久し振りの電子本の購入でした

    久し振りに電子本を購入致しました。注文してすぐに読めるのは嬉しいですね。まだ慣れないせいか、データに単行本と同様の金額を支払うのがちょっと納得いかない私でした(笑)

  • 謎は深まるばかり

    上巻はまず物語の背景となっている地域や地理的要因、文明の進化度、民族の成り立ちなどを頭に入れるところから スタート。自分で地図や家系図や組織図などのチャートを書いてみると案外楽しいし、ストンと理解しやすくなる。 黒い獣の襲撃からたった一人生き残ったヴァン。黒狼熱という致死率の高い感染症の治療に専心する医術師。この二人 を中心に物語は進んでゆく。 ・病に打ち勝った人(生き残った者)と亡くなった人の違いはどこにある?身体の内側で何が起きているのか? ・黒狼熱の広範な疫学調査(これも結構スリリング) ・自然との係り、個と個、民族間の係り 等々。それぞれ興味のポイント満載。上巻だけですべてを語るわけにはいかない。下巻もぜひ読みたい。

  • 元傭兵で逃亡者、と異端の医学者2人の主役のものがたり

    まず単純に、この頃のお話が好きです。 医学はせいぜいアロマか祈り、武器はようやっと鉄砲、くらいな時代 ちょいネタばれ↓ 妻子を亡くし、傭兵として死ぬために戦っていたヴァンが、死ねずに捕らえられるも、ある日、牢の囚人も看守も自分以外が死んでいる。。。 もう一人の生き残りの子ども(赤子?)と逃走し、住みかも見つけ一時の平穏を得る2人 ただヴァンは牢で生き残ってから不思議な力を身につけてしまった。 力というと違うかな?それと平行して医者のホッサルの物語 ホッサルは牢での集団病死を知り、病気の予防薬作成のため、生き残りと思われるホッサルを探し始める。 ある一家に雇ってもらったヴァンが、子どもとのわずかなシアワセな時をすごしたり、ホッサルのほうは(都会なので)面倒な駆け引きがあったり、ストーリー、心情、自然や動物との関係、既に大人だけどね、成長物語でもあります。

  • 極上のエンターテイメント・ファンタジー

    (※以下は私の書評です。上下巻合わせたものです) 今年“小さな(児童文学の)ノーベル賞”といわれる国際アンデルセン賞作家賞を受賞した著者の渾身の一作。 3年間にわたり心血を注そがれたこの物語は大人向けの極上エンターテイメント・ファンタジーに仕上がった。大自然の中での人間と動物、そして極小生物までの生き物の関わりと戦いが描かれたこの小説は、壮大な叙事詩といえ、全ての読者を圧倒し大きな感動へといざなうに違いない。 中世の民族が入り混じる中央アジア、とりわけ韃靼あたりを想像させる巨大帝国が舞台であり、背景には征服された先住民族と征服した民族の間に火種が燻っている状況がある。 主人公は飛鹿(ピュイカ)という鹿を操る狩人・戦士ヴァンと天才医術師ホッサルの二人だ。 奴隷に落とされ、ヴァンが囚われていた岩塩鉱を犬が襲い囚人も奴隷監督も謎の病死をするが、ヴァンだけが生き残り、脱出することから物語の幕が開く。襲撃から免れ、生き残った奴隷賄婦の娘の幼児ユナを連れヴァンの生活や冒険が始まるが、その行く手には苦難が待ち受けている。一方、黒狼熱(ミツツアル)という致死的な病が発生する中でその治療法や薬の開発に乗り出すのがホッサルである。二人を中心に物語は進むが、やがて二人は出会うことになる。その展開はすべてにおいてワクワク・ドキドキさせ、自分の娘としてユナを愛しみ育てるヴァンの愛情と二人の親子愛も見どころになっている。 「鹿の王」とは群れを支配する者(鹿)を指すのでなく、群れの存続を支えて時には自分の命を張るほど尊ばれる者をいうが、「鹿の王」とヴァンが重ってしまい、結末が気になってしかたがなかった。 近頃は世界中が民族や国家の対立でキナ臭に包まれているが、この物語は国や民族のありかたにも一石を投じているように思う。いがみあうのではなく“共生”することが大切と訴えている。そして、それは国や民族の間だけのことではなく、人と病気(病原)の関係でも同じであることを黒狼熱治療で述べている。 この本は医学的要素が多く取り入れられているが、ウイルス学、免疫学をわかりやすく説明しているし、くすり、病気、症状などの命名が素晴らしい。 破格なスケールの展開力と豊かな想像力、表現力に感服させられた一作であった。オーストラリアの先住民・アボリジニの研究者でもあり、文化人類学者である著者でなくては書けない作品かもしれない。 1000ページを超える大作であったが、中だるみもなく一心不乱に読み終えた。最終100ページは朝4時に起床して読んだほどであった。読了後はしばし陶然として満足感に浸った。

  • とてもきれいな本です

    早く手元に届きました。 きれいな本で嬉しかったです。 大切に扱います。

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