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歌集 Dance with the invisibles

角川短歌賞

歌集 Dance with the invisibles

睦月都

「十七月の娘たち」は、睦月都が第63回角川短歌賞を受賞した短歌連作です。後に第一歌集『Dance with the invisibles』に収録され、身体、親密さ、都市の気配、言葉になる前の感触を、境界を越えていくような歌の運動としてまとめています。

身体都市親密さ境界現代短歌

作品情報

言葉になる前の気配を、都市と身体のあわいで揺らす短歌連作です。

受賞作「十七月の娘たち」は、2023年刊行の第一歌集『Dance with the invisibles』の目次で収録が確認できます。角川文化振興財団公式ページと書誌データで ISBN を確認し、日本の紙書籍として ASIN は ISBN-10 と同値で補完しました。

レビュー要約

  • 歌集全体に対して、短歌という形式を越えて人の希求に触れる力や、景物と身体が一体化していく迫力が高く評価されている。論理化される前の印象を制御する巧みさも読みどころです。

書籍情報

出版社
KADOKAWA
発売日
2023-10-02
ページ数
224ページ
言語
日本語
サイズ
13.6 x 2 x 19.5 cm
ISBN-13
9784048844413
ISBN-10
4048844415
価格
2750 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/詩歌/詩集

重版出来!第68回現代歌人協会賞&第25回現代短歌新人賞のW受賞達成! 予測不能の睦月都ワールドへの招待。 短歌という一ジャンルを超えた、人類の希求に対峙しようとする創作者の最初の書物をことほぎたい――水原紫苑 猫も雨も風も崖も一体化していくような迫力がある。睦月さんの歌には、様々な境界を越えようとする意識が通底している――東直子 意味として言語化・論理化される手前の印象や雰囲気、手触りといったものをコントロールするのが本当に巧みだ――染野太朗 【収録作品より】 春の二階のダンスホールに集ひきて風をもてあますレズビアンたち 木のスプーン銀のスプーンぬぐひをへ四月の午後は裸足でねむる 猫といふさすらふ湖(うみ)がけさはわが枕辺に来て沿ひてひろがる 口紅といふ制度さびれて三度目の春の一千枚目のマスク いつか小さなアパートになつて冬の日の窓辺にあなたの椅子を置きたい

●睦月 都:(むつき みやこ)1991年生まれ。「かばん」所属。2016年より相田奈緒、坂中真魚両氏と「神保町歌会」を、2019年より温、吉田恭大両氏と詩歌の一箱書店&ウェブ連動企画「うたとポルスカ」を運営。2017年、「十七月の娘たち」で第63回角川短歌賞を受賞。

レビュー

  • 美しい言葉遣いと歌

    僕はアマチュアの小説家ですが、都さんの歌集は随所に美しい言葉があり、たいへん勉強になります。言葉とは、始まりであり、すべてです。また、次作も購入したいと思います。

  • 歌人は必読。

    ご存じの通り、とても優れた歌集。歌人で迷っている方は、買った方が良いと思います。

  • 本の装丁も、中身も素晴らしい

    期待以上でした

  • 猫と女の子と庭潦、つまり水の女

    長い間、本屋を避けてきたのに、ついフラフラと入ってしまい、これまた滅多に近付かない歌集の棚によろよろと、文字通りよろつくと、珍しい横文字の表題、そして何故か心引かれる色調の装丁が目についたのでした。そう、これが、何事にもある第一歩、いや、最初のペンギン? 奈落?へのスキンダイビングなのでした。そして手に取ると、見返しの奇妙な博物図(恐ろしくてまだ調べてません)、快い持ち重りの感触、いえ、とても軽いのですが手に吸い付くような親しみ、全てがああこれは運命の出会いだなと確信させてくれるのでした。 長年の癖でまず奥付けを見、つい昨日出版された本であること、作者が自分の孫娘くらいのうら若い女性であること、何か有名な賞を貰われていて無名どころか大変有望な新進作家であることなどがわかったのでした。 そしてページを繰ると、見開きに4首、ゆったりと美しい活字で組まれた、それはそれは恐ろしくも美しい、まったく新しい世界が開けて行くのでした。この、言葉の使い方、発想の転換と飛躍、それでいて情調の細やかで地についていること、にもかかわらず猫と地球と神と女の子が同一平面で輪舞しながら融合し、触れ合いながら、囁き合いながら何か絶望的距離感を保っている、そんな不思議な感じでした。 私はもう半世紀以上も本に埋もれて生きてきたのに短歌や俳句などの世界とはまったくの没交渉でしたが、これを縁に、また別の世界のとば口に立たされている、そんな感覚を味わっているところです。

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