日本の文学賞

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平場の月

山本周五郎賞

平場の月

朝倉かすみ

故郷に戻った中年の男が、病院の売店で中学時代の同級生と再会するところから始まる恋愛小説。介護、離婚、病、生活の不安を抱えた五十代の男女が、若さの熱ではなく、長く生きてきた者同士の距離感で互いに近づいていく。

中年の恋再会介護地方都市老いと生活

作品情報

人生の平場に立つ五十代の男女が、静かに互いを求める大人の恋愛小説。

『平場の月』は、朝霞・新座・志木周辺で暮らしてきた男女の再会から、五十年分の生活の重みと心の揺れを描く。青砥と須藤の関係は、若い恋の再演ではなく、親の介護、病気、仕事、過去の選択を背負った人間同士の切実な接近として進む。

レビュー要約

  • 派手な事件よりも、会話の間合いや相手を値踏みしないまなざしを丁寧に追う点が評価されている。人生の痛みを抱えた恋愛を、湿りすぎない筆致で描くところに魅力がある。

書籍情報

出版社
光文社
発売日
2018-12-13
ページ数
248ページ
言語
日本語
サイズ
13.6 x 1.8 x 19.5 cm
ISBN-13
9784334912567
ISBN-10
4334912567
価格
1760 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品

朝霞、新座、志木。家庭を持ってもこのへんに住む元女子たち。元男子の青砥も、このへんで育ち、働き、老いぼれていく連中のひとり。元女子須藤とは病院で再会した。50歳になった男と女の、心のすき間を、求めあう熱情を、生きる哀しみを、圧倒的な筆致で描く大人の恋愛小説。

レビュー

  • 身近な人のシニアの恋愛

    誰もが経験したことがあるような出来事から、心地よい恋愛関係が生まれる。いくつもの挫折を経験し二人は適度な距離を保ちつつ過ごしていく。 平凡な日常を切り取りつつ、二人の心の描写が見事。 映画は見ていないが、この物語をどう解釈したった二時間の映像に落としこむのであろう。見るのが楽しみ。

  • 文章そのものが魅力

    ストーリーでもキャラクターでもなく、文章が良い小説でした。 長々とした台詞や描写はあまりないのに、ちゃんと心の深い部分が描かれています。 人生経験を重ねた大人の作家による大人のための小説、と感じました。

  • 気が向いたら又読みます

    冒頭 読みづらかった 須藤が店員なのか売店いた患者なのか? 言葉のやり取りも流れも 判りにくかった 読み進めるうちに??が付く 中断中です

  • 読んでみてください

    感動しました。大人の恋、エー話やなあ。

  • 迅速かつ綺麗

    迅速に綺麗な状態からで届きました!

  • 映画も見たくなりました

    同じ年代のものとして読むと色々考えさせられる物語でした。展開方法も普通と違って面白かった。

  • 2日

    他愛の無い幸せって、いつも同じかく

  • 映画の余韻が続く・・・

    映画を観た数日後、3年前にこの本を買って読んでなかったことに気付きました。 自分が学生時代を過ごした朝霞市が舞台。主人公は印刷会社に勤務。そして同年代。親近感てんこ盛りの作品。 原作も読んでみます。

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