日本の文学賞

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朝倉かすみ

あさくら かすみ

Asakura Kasumi

別名: 朝倉香純 / Asakura Kasumi (本名)
ペンネーム: 朝倉かすみ小説・エッセイの執筆名

プロフィール

性別
女性
生誕
1960-08-10 (北海道小樽市)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
北海道小樽市(出身) → 北海道石狩市(高校・短大時代) → 東京都(在住)

経歴

職業
小説家, エッセイスト
活動期間
2003年〜
所属
北海道テレビ放送 番組審議会委員(元)
ノミネート
第161回直木賞候補(平場の月、2019年), 第30回山本周五郎賞候補(満潮、2017年)

学歴

北海道武蔵女子短期大学
教養学科
国: 日本
短大で教養学科卒業。高校・短大時代は石狩市で過ごす。

受賞歴

北海道新聞文学賞
2003
対象作品: コマドリさんのこと
主催: 北海道新聞社
結果: 受賞
小説現代新人賞
2004
対象作品: 肝、焼ける
主催: 小説現代
結果: 受賞
吉川英治文学新人賞
2009
対象作品: 田村はまだか
主催: 吉川英治文学新人賞選考委員会
結果: 受賞
山本周五郎賞
2019
対象作品: 平場の月
主催: 山本周五郎賞選考委員会
結果: 受賞
北海道ゆかりの本大賞
2019
対象作品: 平場の月
主催: 北海道ゆかりの本大賞実行委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 肝、焼ける

    三十代独身女性のじれったい心情を軽やかに描く表題作を含む短編集。恋愛、生活、地方都市の空気を通して、割り切れない感情の揺れをすくい取る。

    『肝、焼ける』は、朝倉かすみによる作品の核を、読者に届く物語や思考として結晶させた一作である。

    恋愛独身女性地方都市感情の揺れ
  1. 受賞作: 田村はまだか

    『田村はまだか』は、雪で遅れる同級生を待つ男女が、かつての記憶と現在のくたびれた人生を語り合う連作小説。

    待ち人の名が、過去の痛みと小さな救いを呼び戻す。

    312ページ
    同窓会記憶中年友情
山本周五郎賞 1回登壇
  1. 受賞作: 平場の月

    故郷に戻った中年の男が、病院の売店で中学時代の同級生と再会するところから始まる恋愛小説。介護、離婚、病、生活の不安を抱えた五十代の男女が、若さの熱ではなく、長く生きてきた者同士の距離感で互いに近づいていく。

    人生の平場に立つ五十代の男女が、静かに互いを求める大人の恋愛小説。

    248ページ
    中年の恋再会介護地方都市老いと生活
  1. 受賞作: 平場の月

    『平場の月』は、地元に戻った中年の男女が病院の売店で再会し、過去と現在を抱えながら静かに近づいていく恋愛小説。若さのきらめきではなく、老いた家族、離婚、生活の疲れを背負った人たちの間に生まれる切実な感情を描く。

    五十年を生きてきたふたりが、地元の平場で再び出会い、静かな熱を取り戻していく。

    248ページ
    中年の恋再会地元老い生活の哀しみ

作品

代表作

コマドリさんのこと

2003年 短編

デビュー作。小樽出身の人物の日常の一場面を切り取った短編。北海道新聞文学賞受賞作。

日常郷愁家族

肝、焼ける

2005年 短編集

生や死、人間関係の綾を繊細に描いた短編集。小説現代新人賞受賞作を含む。

生と死人間関係記憶

田村はまだか

2008年 連作短編集

複数の短編が連なって人間の機微を描く連作短編集。吉川英治文学新人賞受賞作を含む。

人間模様地方と都市家族の距離

満潮

2016年 長編小説

人間の孤独や絆を繊細に描く長編。山本周五郎賞候補に選出された作品。

孤独家族再生

平場の月

2018年 長編小説

都市と地方を往来する人々の関係と時間の揺らぎを描いた長編。山本周五郎賞受賞作で直木賞候補にもなった。

地方と都市時間人間関係

ほかに誰がいる

2006年 長編小説

日常の微細な出来事と人々の交錯を描いた長編小説。

日常偶然人間関係

ぼくは朝日

2018年 長編小説

個人の成長や家族の物語をやわらかく描いた作品。

成長家族日常の再発見

全著作

  • コマドリさんのこと
  • 肝、焼ける
  • ほかに誰がいる
  • そんなはずない
  • 好かれようとしない
  • ロコモーション
  • ともしびマーケット
  • 深夜零時に鐘が鳴る
  • 感応連鎖
  • とうへんぼくで、ばかったれ
  • 幸福な日々があります
  • てらさふ
  • 遊佐家の四週間
  • 地図とスイッチ(改題:ぼくとおれ)
  • 乙女の家
  • 満潮
  • ぼくは朝日
  • 平場の月
  • にぎやかな落日
  • タイム屋文庫
  • 夫婦一年生
  • エンジョイしなけりゃ意味ないね
  • 玩具の言い分
  • 静かにしなさい、でないと
  • 声出していこう
  • 夏目家順路
  • 少しだけ、おともだち
  • わたしたちはその赤ん坊を応援することにした
  • 植物たち
  • たそがれどきに見つけたもの
  • 少女奇譚 あたしたちは無敵
  • ぜんぜんたいへんじゃないです。

作風・主題

文体
日常の機微を丁寧に描く写実的な文体穏やかで柔らかい語り口ユーモアと哀惜を織り交ぜた筆致
頻出モチーフ
家族日常の風景北海道の風土女性の内面

評価・遺産

北海道出身の作家として地方の風景や日常の細部を描き、多数の新人賞・文学賞を受賞した。柔らかく繊細な筆致で現代日本文学における地元出身作家の存在感を示した。

豆知識

  • 本名は朝倉香純。
  • 30歳で小説を書き始め、40歳でデビューした。
  • デビュー作「コマドリさんのこと」で北海道新聞文学賞を受賞。
  • 北海道テレビ放送(HTB)の番組審議会委員を務めたことがある。
  • 公式ブログ「アサクラ日記」を開設していた。