作品情報
再会した旧友たちの友情が、どこか怪しい方向へ転がっていく。
「親友記」は宝石賞佳作の短篇で、創元推理文庫『親友記』に表題作として収録された。ユーモラスな語りの奥に、人間関係の不確かさをにじませる。
レビュー要約
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軽妙なユーモアと、人物どうしの関係が少しずつ怪しくなる味わいが評価されている。初期作ながら著者らしい温かさも感じられる。
書籍情報
- 出版社
- 東京創元社
- 発売日
- 2000-11-01
- ページ数
- 414ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784488408121
- ISBN-10
- 4488408125
- 価格
- 503 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
会社帰りの電車で思いも寄らない再会を果たした二人が織り成す、少々雲行きの怪しい友情-腐れ縁の行方を軽快な筆致で描く「親友記」や、完全無欠の誘実践を題目に一席ぶつ「犯罪講師」など、最初期の九編を収める。収録作品 親友記/塔の家の三人の女/なんとなんと/犯罪講師/鷹と鳶/夫婦悪日/穴物語/声は死と共に/誓いの週末
レビュー
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いじわるな話
「天藤真推理小説全集」の12巻。短編集である。 収められているのは、「親友記」「塔の家の三人の女」「なんとなんと」「犯罪講師」「鷹と鳶」「夫婦悪日」「穴物語」「声は死と共に」「誓いの週末」。 デビュー作の「親友記」。やや物足りなさは残るが、天藤作品らしいユーモアと悪戯っけに満ちた掌編。 そのほかも1962-64年の、初期に書かれた作品ばかり。児童向けのものがあったり、のちの作品につながる「誘拐もの」があったり。バラエティーがあって面白い。 まあ、これまでシリーズを読んできたひとには嬉しい一冊だろう。
関連する文学賞
- 宝石賞 第15回(1962年) ・佳作
- 宝石賞 第16回(1963年) ・一席