日本の文学賞

← 受賞作品一覧に戻る
親友記 (創元推理文庫 M て 1-12)

宝石賞

親友記 (創元推理文庫 M て 1-12)

天藤真

天藤真の初期短篇。会社帰りの電車で偶然再会した男たちの腐れ縁を、軽妙さと不穏さを交えて描く。

友情ユーモア短篇ミステリ再会

作品情報

再会した旧友たちの友情が、どこか怪しい方向へ転がっていく。

「親友記」は宝石賞佳作の短篇で、創元推理文庫『親友記』に表題作として収録された。ユーモラスな語りの奥に、人間関係の不確かさをにじませる。

レビュー要約

  • 軽妙なユーモアと、人物どうしの関係が少しずつ怪しくなる味わいが評価されている。初期作ながら著者らしい温かさも感じられる。

書籍情報

出版社
東京創元社
発売日
2000-11-01
ページ数
414ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784488408121
ISBN-10
4488408125
価格
503 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

会社帰りの電車で思いも寄らない再会を果たした二人が織り成す、少々雲行きの怪しい友情-腐れ縁の行方を軽快な筆致で描く「親友記」や、完全無欠の誘実践を題目に一席ぶつ「犯罪講師」など、最初期の九編を収める。収録作品 親友記/塔の家の三人の女/なんとなんと/犯罪講師/鷹と鳶/夫婦悪日/穴物語/声は死と共に/誓いの週末

レビュー

  • いじわるな話

    「天藤真推理小説全集」の12巻。短編集である。 収められているのは、「親友記」「塔の家の三人の女」「なんとなんと」「犯罪講師」「鷹と鳶」「夫婦悪日」「穴物語」「声は死と共に」「誓いの週末」。 デビュー作の「親友記」。やや物足りなさは残るが、天藤作品らしいユーモアと悪戯っけに満ちた掌編。 そのほかも1962-64年の、初期に書かれた作品ばかり。児童向けのものがあったり、のちの作品につながる「誘拐もの」があったり。バラエティーがあって面白い。 まあ、これまでシリーズを読んできたひとには嬉しい一冊だろう。

関連する文学賞