日本の文学賞

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宝石賞 ほうせきしょう

第16回(1963年)

推理小説評論

受賞者

4名
天藤真 てんどう しん 一席

「鷹と鳶」は、天藤真が宝石短篇賞で一席となった初期短編である。後年の『親友記』に収録され、軽妙な語り口と意外性を備えたユーモア・ミステリー作家としての出発点を伝える作品として読める。

ユーモアと意外性で読ませる、天藤真初期の宝石短篇賞受賞作。

414ページ
推理小説ユーモアミステリー初期短編宝石短篇賞
千葉淳平 ちば じゅんぺい 一席

「或る老後」は、千葉淳平が1963年の宝石短篇賞で一席となった短編である。密室トリックへの関心を示す初期作品として、後年の『千葉淳平探偵小説選』に収録され、短期間だけ活動した作家の作品世界を知る入口になっている。

密室趣味を帯びた、千葉淳平の宝石短篇賞一席作品。

324ページ
推理小説密室老後宝石短篇賞
奥野光信 おくの みつのぶ 佳作
土壇場

「土壇場」は、奥野光信が1963年の宝石短篇賞で佳作となった探偵小説短編である。受賞記録では『宝石』誌上の懸賞短編として確認できるが、単独書籍や後年の短編集収録を示す確実な書誌情報は確認できなかった。

『宝石』誌の懸賞から記録される、奥野光信の佳作短編。

推理小説短編懸賞宝石短篇賞
石沢英太郎 いしざわ えいたろう 佳作

「つるばあ」は、石沢英太郎が1963年の宝石短篇賞で佳作となった短編である。旧満州・大連の記憶を背景にした作品として後年の満州小説集『さらば大連』に収録され、敗戦と異郷の時間を推理小説的な緊張の中に刻む。

大連の記憶と敗戦後の不穏を背景にした、石沢英太郎の受賞短編。

413ページ
推理小説満州敗戦大連