日本の文学賞

← ホームに戻る

天藤 真

てんどう しん

Tendō Shin

別名: 遠藤 晋
ペンネーム: 鷹見緋沙子一部刊行物で使用した筆名(立風書房版・徳間文庫版など)

プロフィール

性別
男性
生誕
1915-08-08 (東京都)
死没
1983-01-25 (日本) 67歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
東京都(出生) → 千葉県(戦後、開拓農民として在住)

経歴

職業
推理作家, 小説家, 講師, 記者
活動期間
1962年〜1983年
影響を受けた人物
大下宇陀児(推薦者)
ノミネート
江戸川乱歩賞(最終候補)

学歴

東京帝国大学
国文科 / 国文学科
国: 日本
東京帝国大学(現・東京大学)国文科卒業と伝えられるが卒業年は不詳

受賞歴

宝石賞(佳作入選)
1962
対象作品: 親友記
主催: 宝石(雑誌)
結果: honorable mention
宝石賞(第2回受賞)
1963
対象作品: 鷹と鳶
主催: 宝石(雑誌)
結果: winner
日本推理作家協会賞(長編及び評論等部門)
1979
対象作品: 大誘拐
主催: 日本推理作家協会
結果: winner

受賞・候補エディション

宝石賞 2回登壇
  1. 受賞作: 親友記

    天藤真の初期短篇。会社帰りの電車で偶然再会した男たちの腐れ縁を、軽妙さと不穏さを交えて描く。

    再会した旧友たちの友情が、どこか怪しい方向へ転がっていく。

    414ページ
    友情ユーモア短篇ミステリ再会
  2. 受賞作: 鷹と鳶

    「鷹と鳶」は、天藤真が宝石短篇賞で一席となった初期短編である。後年の『親友記』に収録され、軽妙な語り口と意外性を備えたユーモア・ミステリー作家としての出発点を伝える作品として読める。

    ユーモアと意外性で読ませる、天藤真初期の宝石短篇賞受賞作。

    414ページ
    推理小説ユーモアミステリー初期短編宝石短篇賞
  1. 受賞作: 大誘拐

    『大誘拐』は、天藤真によるミステリで、1979年前後の受賞作として記録されている。人物や社会の輪郭を追いながら、時代の空気や価値観の揺れを読者に伝える作品である。

    天藤真の視点から、時代と人間の姿を静かに照らし出す受賞作。

    犯罪と謎緊張感人間心理

作品

代表作

陽気な容疑者たち

1963年 推理小説

初期の長編。ユーモアとウィットに富んだ状況設定と意表を突く展開が特徴の推理小説。

ユーモア意表を突くトリック人間関係の機微

鷹と鳶

1963年 推理小説

宝石賞受賞作。短編群や連作的要素を含む作品で、巧みな状況設定が評価された。

社会の表裏狡猾さと正義

大誘拐

1978年 推理小説

誘拐を題材にした長編で、日本推理作家協会賞受賞作。緊迫した展開と構成が特徴。

誘拐人間心理緊張感のあるプロット

死の内幕

1963年 推理小説

初期の作品で、ミステリ要素と人間ドラマを織り交ぜた短編・中編の集まり。

犯人像の心理描写

全著作

  • 陽気な容疑者たち
  • 死の内幕
  • 鈍い球音
  • 皆殺しパーティ
  • 殺しへの招待
  • わが師はサタン
  • 炎の背景
  • 死角に消えた殺人者
  • 大誘拐
  • 絶命詞 自選推理小説集
  • 善人たちの夜
  • 遠きに目ありて
  • あたしと真夏とスパイ
  • 犯罪講師
  • 雲の中の証人
  • 完全なる離婚
  • 極楽案内
  • 日曜探偵
  • 親友記
  • 星を拾う男たち
  • われら殺人者
  • 背が高くて東大出
  • 犯罪は二人で
  • 逢う時は死人

翻案

  • 手紙 - 殺しへの招待 -(テレビドラマ化)

作風・主題

文体
ユーモアとウィットに富む文体状況設定の巧みさ読者の意表を突く展開
頻出モチーフ
意表を突くトリック日常の裏側に潜む犯罪人間心理の機微

評価・遺産

寡作ながらユーモアとウィットに富む作風で知られ、創元推理文庫ほかで多数の作品が復刻されている。日本推理作家協会賞受賞など評価を受け、戦後推理小説の一翼を担った作家とされる。

資料所蔵先

  • 創元推理文庫(作品集刊行)
  • 出版社アーカイブ(既刊情報)

豆知識

  • 本名は遠藤晋。
  • 立風書房版・徳間文庫版では鷹見緋沙子名義を使用した作品がある。
  • 代表作に『大誘拐』があり、日本推理作家協会賞を受賞している。