作品情報
忘却をめぐる思考が、短歌のかたちで鋭く立ち上がる。
角川短歌賞受賞作「忘却のための試論」五十首を含む第一歌集。書肆侃侃房の現代歌人シリーズとして刊行され、初期作品から受賞作以後までを構成的に収める。
書籍情報
- 出版社
- 書肆侃侃房
- 発売日
- 2015-12-18
- ページ数
- 144ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784863852075
- ISBN-10
- 486385207X
- 価格
- 2185 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/詩歌/詩集
ぺるそな を しづかにはづしひためんのわれにふくなる 崖のしほかぜ 歌作とはぺるそなを外(はづ)す直面(ひためん)のわざ。 歌の神に選ばれた駿才に切に願はくは、 「歌のわかれ」を口にするはまだしも、 輕輕に實行に移されざらむことを。 (高橋睦郎)
1989年4月25日、福島県伊達郡保原町(現在の伊達市)に生まれる。 町立の小中学校、県立福島高校を経て、2012年3月に早稲田大学文化構想学部(表象・メディア論系)卒業。2014年3月、早稲田大学大学院文学研究科(フランス語フランス文学コース)修士課程修了。現在、博士後期課程に在学中。 2013年に「忘却のための試論」50首で第59回角川短歌賞を受賞。早稲田短歌会ほかを経て、現在無所属。 「現代詩手帖」2014年1月号から2015年12月号まで短歌時評を連載。「コミュニケーションギャラリー ふげん社」ホームページに2014年11月からエッセイ「書物への旅」を連載。
レビュー
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天才歌人
青駒のゆげ立つる冬さいはひのきはみとはつね夭逝ならむ 選ばれて生まれてきた者には夭逝が似合う。天与をもって生を受けた作者は、目下不遇の生活を強いられているようであるが、この第一歌集は、短歌史に燦然と輝き残るであろう天才の証明ではないのか。
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表紙の意味が読めばわかります
現代歌人協会賞にふさわしい新しくて深い内容の歌集。素晴らしかったです。
関連する文学賞
- 角川短歌賞 第59回(2013年) ・受賞
- 現代歌人協会賞 第60回(2016年) ・受賞