日本の文学賞

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野口 冨士男

ノグチ フジオ

Noguchi Fujio

別名: 平井冨士男
ペンネーム: 野口 冨士男本名の戸籍名から変更したペンネーム, 平井 冨士男母方の籍に入った際の名前

プロフィール

性別
男性
生誕
1911-07-04 (東京市麹町区)
死没
1993-11-22 (東京都新宿区) 82歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
東京都新宿区西早稲田 戸塚

経歴

職業
小説家, 編集者
活動期間
1930年〜1993年
所属団体
日本芸術院会員, 日本文芸家協会理事長

学歴

慶應義塾大学文学部予科
期間: 1920年代
国: 日本
留年のため中退
文化学院文学部
期間: 1930年-1933年
卒業年: 1933
国: 日本

受賞歴

毎日芸術賞
1965
対象作品: 徳田秋聲伝
主催: 毎日新聞社
結果: 受賞
読売文学賞 随筆・紀行賞
1976
対象作品: わが荷風
部門: 随筆・紀行賞
主催: 読売新聞社
結果: 受賞
読売文学賞 小説賞
1979
対象作品: かくてありけり
部門: 小説賞
主催: 読売新聞社
結果: 受賞
川端康成文学賞
1980
対象作品: なぎの葉考
主催: 川端康成記念会
結果: 受賞
日本芸術院賞
1982
主催: 日本芸術院
結果: 受賞
菊池寛賞
1986
対象作品: 感触的昭和文壇史
主催: 菊池寛賞審査会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

読売文学賞 1回登壇
  1. 受賞作: かくてありけり

    『かくてありけり』は、幼年期からの記憶と家族史を見つめ直す自伝的長編です。土地を訪ね、失われた時間をたどることで、個人の来歴と時代の姿を浮かび上がらせます。

    過去の土地を歩く視線が、家族と時代の記憶を呼び戻します。

    自伝家族記憶東京
  1. 受賞作: なぎの葉考

    「なぎの葉考」は、昭和11年の旅で出会った女性の面影を、40年後の再訪を通してたどる短編小説です。花柳の記憶、老い、時間の隔たりが静かな私小説の文体で重ねられ、第7回川端康成文学賞を受けました。

    40年前の一夜を追って、和歌山と大阪の記憶の底へ戻っていく短編。

    198ページ
    私小説記憶花柳界老い再訪の旅

作品

代表作

徳田秋聲伝

1965年 伝記 1500ページ

約10年を費やして書かれた徳田秋声の伝記。

伝記文学史

暗い夜の私

1969年 小説

代表作の一つとなった小説。

小説人間ドラマ

わが荷風

1975年 随筆

永井荷風を主題にした随筆集。

随筆伝記

かくてありけり

1978年 小説

代表的な小説作品の一つ。

小説

なぎの葉考

1980年 短編

短編作品で川端康成文学賞を受賞。

短編文学賞受賞作

全著作

  • 風の系譜
  • 女性翩翻
  • 眷属
  • 黄昏運河
  • 白鷺
  • いのちある日に
  • ただよい
  • 海軍日記 最下級兵の記録
  • 二つの虹
  • 徳田秋聲傳
  • 暗い夜の私
  • 徳田秋聲ノート 現実密着の深度
  • わが荷風
  • かくてありけり
  • 私のなかの東京 わが文学散策
  • 流星抄
  • 徳田秋聲の文學
  • 散るを別れと
  • なぎの葉考
  • 風のない日々
  • 作家の椅子
  • いま道のべに
  • 断崖のはての空
  • 相生橋 煙雨
  • 文学とその周辺
  • 誄歌
  • 虚空に舞う花びら
  • 感触的昭和文壇史
  • 少女 野口冨士男作品集
  • しあわせ
  • 野口富士男自選小説全集
  • 時のきれはし
  • 作家の手 野口冨士男随筆集
  • 巷の空

作風・主題

文体
叙情的で深みのある文体歴史的考察を含む
頻出モチーフ
戦争と人間家族の絆文学と歴史

健康

  • 栄養失調
    第二次世界大戦末期
    復員後の健康に影響を及ぼした

評価・遺産

野口冨士男は戦後の日本文学に重要な足跡を残し、徳田秋声の研究と伝記執筆を通じて文学史の理解を深めた。多くの文学賞を受賞し、日本芸術院の会員としても活躍した。

関連学会

  • 日本芸術院
  • 日本文芸家協会

資料所蔵先

  • 越谷市立図書館 野口冨士男文庫

引用

  • 我が家は三人家族だが四人暮らしである。妻と一人息子の他に徳田秋声という同居人がいる。
    出典: インタビュー (1960年)

豆知識

  • 野口冨士男は文学研究に約10年を費やし、無収入で徳田秋声の伝記を完成させた。
  • 戦争末期、帝国海軍の下級水兵として召集され、秘密に日記をつけていた。