日本の文学賞

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古山 高麗雄

ふるやま こまお

Furuyama Komao

ペンネーム: 古山こまを翻訳時の筆名

プロフィール

性別
男性
生誕
1920-08-06 (朝鮮 新義州)
死没
2002-03-11 (神奈川県相模原市上鶴間) 81歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
朝鮮(新義州) → 宮城県仙台市(榴岡) → 東京都(勤務・生活) → 神奈川県相模原市上鶴間

経歴

職業
小説家, 随筆家, 編集者
活動期間
1948年〜2002年
所属
財団法人日本映画教育協会, 河出書房新社, 教育出版, 芸術生活(雑誌・編集部)
所属団体
日本文藝家協会, 日本ペンクラブ, 日本エッセイスト・クラブ
影響を受けた人物
安岡章太郎, 江藤淳, 円地文子, 遠藤周作
影響を与えた人物
森敦, 中上健次, 清水哲男

学歴

第三高等学校(旧制)
文科丙類
期間: 1940-1941
国: 日本
入学したが成績不良と出席不足で進級できず退学
慶應義塾大学(医学部予科)
医学部予科
期間: 1940-1941
国: 日本
予科在学中に成績不良で退学

受賞歴

芥川龍之介賞
1970
対象作品: プレオー8の夜明け
主催: 芥川賞選考委員会
結果: 受賞
芸術選奨新人賞
1973
対象作品: 小さな市街図
主催: 文化庁(芸術選奨)
結果: 受賞
川端康成文学賞
1993
対象作品: セミの追憶
主催: 川端康成文学賞選考委員会
結果: 受賞
菊池寛賞
2000
対象作品: 『断作戦』『龍陵会戦』『フーコン戦記』三部作
主催: 菊池寛賞選考委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

芥川龍之介賞 1回登壇
  1. 戦争体験を背景に、収容所の記憶と生き延びることの重さを描く小説。淡々とした語りのなかに、暴力と人間性の境界がにじむ。

    プレオー8の夜明けは、古山高麗雄の表現が受賞時の評価と結びついた作品である。

    601ページ
    戦争記憶捕虜体験
  1. 受賞作: 小さな市街図

    『小さな市街図』は古山高麗雄による文学作品で、芸術選奨文部科学大臣新人賞の受賞作として位置づけられている。作品は当時の文学的関心や作家の表現上の特色を伝える一冊である。

    芸術選奨文部科学大臣新人賞が評価した『小さな市街図』は、古山高麗雄の表現をたどる入口となる作品である。

    文学受賞作表現
  1. 受賞作: セミの追憶

    古山高麗雄による『セミの追憶』は、kawabata-yasunari-literary-awardの受賞対象となった作品です。単行本として確認できる識別子は見つからないため、作品内容を中心に扱います。

    古山高麗雄の『セミの追憶』を、受賞作としての文脈から紹介します。

    受賞作文学賞セミの追憶

作品

代表作

墓地にて

1969年 短編

戦争後の復員や日常を背景に、人間の普遍的なありようを描く短編。

戦争体験復員後の生活人間性

プレオー8の夜明け

1970年 短編/小説

戦時下の兵隊やその心理を鋭く描き、芥川賞を受賞した代表作の一つ。

兵士の視点戦争と個人孤独

小さな市街図

1972年 小説

都市の細部を描きながら人間関係や戦後社会の断面を浮かび上がらせる長編。

都市戦後社会人間関係

蟻の自由

1974年 短編集

私小説的要素や戦争体験を織り込んだ短編集。

私小説戦争記憶

兵隊蟻が歩いた

1977年 随筆/回想

従軍体験をもとに兵士の日常や記憶を綴る作品。

従軍体験回想日常

断作戦

1982年 戦争小説

戦争三部作の一部。戦場の細部と兵士の心理を描いた長篇。

戦記兵士の心理歴史

龍陵会戦

1985年 戦争小説

戦争三部作の中編。戦闘と戦後の影響を描く。

戦闘戦後影響組織と個人

フーコン戦記

1999年 戦争小説

戦争体験に基づく長篇。三部作の完結編の要素を持つ作品。

戦史戦場の記録記憶と伝承

セミの追憶

1994年 短編集

個人的な記憶や人生の断片を鋭く描いた短編集。川端康成文学賞受賞作。

回想家族記憶

全著作

  • プレオー8(ユイット)の夜明け(講談社)
  • 湯タンポにビールを入れて(講談社)
  • 私の競馬道(文和書房)
  • 小さな市街図(河出書房新社)
  • 風景のない旅(文藝春秋)
  • 蟻の自由(文藝春秋)
  • 兵隊蟻が歩いた(文藝春秋)
  • 断作戦(文藝春秋)
  • 龍陵会戦(文藝春秋)
  • フーコン戦記(文藝春秋)
  • セミの追憶(新潮社)
  • 妻の部屋 遺作十二篇(文藝春秋、没後刊)
  • 人生、しょせん運不運(草思社、未完回想録、没後刊)
  • 編集者冥利の生活(中公文庫、文庫版)
  • 二十三の戦争短編小説(文藝春秋)
  • その他多数の短編・随筆・編著

作家による翻訳

  • エブラハム・リンカーン(スターリング・ノース)訳:古山こまを
  • 今昔物語集(巻1)共著/編訳
  • 今昔物語集(巻2)共著/編訳

作風・主題

文体
緻密な描写簡潔で批判的な視点私小説的要素を含む現実主義的文体
頻出モチーフ
戦争・兵士の視点復員と日常孤独と郷愁組織と個人の対立

評価・遺産

古山高麗雄は従軍体験を基礎に戦争と人間を描いた作家であり、編集者としても新人を見出す功績を残した。戦後文学の戦記・回想の領域で評価されている。

関連学会

  • 日本文藝家協会
  • 日本ペンクラブ

大衆文化への影響

  • 競馬好きとして知られ、スポーツ報知に不定期連載『悪魔の囁き』を執筆
  • テレビ司会者児玉清とも交流があり、文壇・メディア関係者との幅広い人脈が紹介される

引用

  • 兵隊生活を観念的でなく、一兵卒として描ける素晴らしい作家でした。
    出典: 阿川弘之(追悼) (2002年)
  • 古山さんは、ホロ苦くて、ホロ悲しい小説の味そのものである。
    出典: 中上健次(『夢の力』所収)

豆知識

  • 芥川賞受賞者(1970年)
  • 翻訳時に『古山こまを』の筆名を使用
  • 競馬の愛好家で、競馬予想コラム『悪魔の囁き』を執筆
  • 編集者として森敦を見出したとされる
  • 墓所は新宿区東長寺